【欲】
心を合せるさま。執着。欲。
『いきのうち ほしおはなるる これはすすかそ』ホ13 『ほしゐおされは すすかなり たからほしきは すゑきゆる』ホ13 『すくなれは またよくうまれ よこほしは あゑかえらぬそ』ホ13 『かのほしお うらやむひとか かむゆえに たまのをみたれ』ホ13 『みやひなけれは みもかるる かれていろほし なんのためそや』ホ17 |
「ほす(欲す)」+「しく(如く)」の合成から「く」をカットしたク語法。
【欲し】
A: 心を合わす如し。
『ほしゐおされは すすかなり たからほしきは すゑきゆる』ホ13 『をのこほしくは あくりなせ わかみおそゑて ゑさしめん』ホ14 『ほしきおも ゐゑわさなせよ とほしくと ぬすまはかるる』ホ17 『ねこえのういの みをしゑお きかまほしけの こひねかひ』ミ10 『ありつよの はらみつほしき ちりおひるめし』ホ40 |
「ほす(欲す)」+「し(形容詞語尾)」の合成。
「ほす」はここでは「A:
(心を)合わす」の意。
変態:「おし(惜し)」「いし(美し)」「はし(愛し)」「よし(好し)」
派生語:「ほしさ(欲しさ)」
【星】
1.光るさま。輝くさま。
2.小細なさま。微かなさま。
『そらはたかまの はらのうち めはなにしるも ひつきほし』ホ17 『ほしてるのあは にのひかり さのこかとこれ』ホ21 『もともとあけの みをやかみ ゐますうらには きたのほし』ホ23 『ふそみかほしは よしあしお はらのにしめす』ミ6 『ほしにそみあふ あめはゑな ひつきひとみな あめのえな』ミ6 |
●真后は月に、それ以外の后達は星に喩えられる。
『めかけとなれる めのつとめ つまおうやまえ めかけめは ほしになそらふ』ホ13 『ほしひかり つきにおよはす うつくしも みやにないれそ』ホ13 『こおうむもりは うまぬとき すつるむらほし のりみたる』ホ13 『ほしのつかひは あめとみと いんへたまわり みそきなす』ホ30 『またこたえ あにつきひとつ はははつき しもめはほしよ これおめす』ホ32 |
●クニトコタチの神々は天に還って星となる。
『いんしあまかみ ほしとなる これはのりなす』ホ13 『ひもつきもなり こよのほし あめとこたちと わのそひも』ミ序 『くさなきて こほしおまつる ゆきのみや あめとこたちと』ミ6 『ゆみはりにうむ いうとあさ をとたなはたの ほしまつり』ミ7 『あのよろの ほしおしつめて ありのまま すめはよろこひ ときそありける』フあよろ |
「ほす(秀す/細す)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で「光る・輝く」、また「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」などの意。
星は「とこしなえ」に平面的に(絵に書いたように)張り付いていると考えられていたようだ。
変態:「ほそ(細)」「ぽち(点)」「ぽつ」
10/03/08
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