ゑみし  ヱミシ  wemisi

  

【蝦夷】
1.辺境。辺境の者。劣る者。辺境の蛮族。

『すへてゑみしの くにこゑて まつろはされは とるもよし』ホ38
ほつまのゑみし かすめると たれひとやりて むけなんや』ホ39
『われきくゑみし むねしのき あれおさもなく むらきみら あひおかしえる』ホ39
『やまあらし かたましものや ちまたかみ なかにゑみしら めをませて』ホ39
つかるゑみしは みちひこに なそかたはつほ ささけしむ』ホ39

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2.<国名>つかるゑみし(津軽蝦夷)の略。シマツミチヒコ帰順後の津軽 (日隅島津)の国名。

ゑみしから かそにしきとは わしのはの とかりやももて たてまつる』ホ39

 
ゑみす(穢惨す)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。

変態:「ゑみす(蝦夷)」「ゑひす(夷・戎)
類語:「ゑそ(蝦夷)」「あらひと(粗人)」「い(夷)

  

10/02/02

  

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