ゑみす  ヱミス  wemisu

  

【(笑みす・熟満す)】
D: 正の方向に離れる。 (心が)満ちて顔を緩める。喜んで微笑む。

『たかまはたみの ゑみすたゐ いとかけまくそ みことのり』ホ10
『もろのたまえは いめかみに いとありかたと ゑみすとき』ホ16

 
ゑむ(熟む・笑む)」と同義語「みす(満す)」の合成。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。

変態:「よみす(嘉す)」「ゑゑす(笑す)」「ゑひす(笑ひす)」「うむす(蒸す)」「むます(蒸ます)

 
 

【(笑みす・円満す)・恵美須・恵比須・恵比寿】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま

『あめのこたえお とふときに ことしろぬしか ゑみすかほホ10
『ことしろぬしお ゑみすかみ まこのくしねお あかたぬし』ホ29

 ●<人名> クシヒコの通称。

『へのなわの つりはゑみすの ほとほとに あゐとたゐとの とみそまねける』フへなわ

 
「ゑみす(笑満す)」の名詞化。

変態:ゑひす(恵比須・恵比寿)
ひとり言:「えんまん(円満)」

 
 

【(穢惨す)・蝦夷】
E: 負の方向に離れる。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」
 ●負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

ゑむ(下む・穢む)」と同義語「みす(惨す・貧す)」の合成。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。またそのまま名詞化。

類語:「ゑひす(夷・戎)ゑそ(蝦夷)」「あらひと(粗人)」「い(夷)
派生語:
ゑみし(蝦夷)

  

10/06/09

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】