【(熟向)・大麦】
正の方向に離すもの。 生かし。活かし。活力・成長の素。
『かみのりかゐは くろまめと うむきとすめと ななのよね かゐにかしきて』ホ38 『としこえは うむきとすめと よねむます としのりやまさ おにやらゐ』ホ38 |
「うむく」の名詞化。
「うむく」は「うむ(熟む)」と同義語「むく(詣く・向く)」の合成。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
別名:「うむ(熟・大麦)」「としこしくさ(年越し草)」
【海蛤・白蛤・(合貝)】
二枚貝。
『たみにとふ あれはうむきと しつかはむ なますもよし』ホ40 『むつかりか かまたすきして とるうむき なますになして すすむれは』ホ40 |
「うむ(和む・結む)」+「き(貝)」
「き」は「殻」の意で、「き(垣・城)」に同じ。
同義語:「あふかゐ(合貝)」「はまくり(蛤)」「おふ(蛤・白貝)」「うはかい(姥貝・雨波貝)」
10/02/25
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