【(桂来・鬘来)】
貴き存在が来る所。
『うらなひて つきかつらきの いとりやま』ホ4 『むかしたまきね ちかいして かつらきやまの やちみそき』ホ4 『はらみのおひは かつらきの よつきやしろに みたねのる』ホ16 『これはいふきの なるもみち はけてかつらき いとりやま』ホ16 |
「かつら(桂・鬘)」+「き(来)」
「かつら」はここでは「上・高み・頂き」などの意で、アマテル(日月の神霊)を指す。
派生語:「つきかつらき(尽桂来)」
【桂木】
桂の木。
『かつらきの てくるまなして むかえんと はらみやまとに つたゑよる』ミ逸 |
関連語:「かつらのむかい(桂の迎い)」
【葛城】<地名>
正の方向に離れる区画。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」区画
●高き区画。
『つきはおおとし くらむすひ つきはかつらき ひことぬし』ホ9 『かつらきの ひとことぬしか すゑつみか やすたまとうむ かつきまろ』ホ10 『かつらきみやと つかわして めせはおとひこ いしうらの』ホ38 |
「かつら(桂・葛・鬘)」+「き(方・垣・画・城)」
類語:「かたき(葛城)」「かつき(葛城)」「つるき(蔓城)」「こせ(巨勢・居勢・古瀬・御所)」「くす(葛・国栖)」「ひとこと(秀殊)」「たかおはり(高尾張)」「たかおか(高丘)」
10/09/06
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