【剣・(尽霊帰)】
1.回し。還し。送り。回帰。送還。改め。
2.天寿の尽きた霊を帰すもの。
『つるきふりにけ えひなくる しこめとりはみ さらにおふ』ホ5 『そさのをか たたゑかねてそ つるきもち ゆくをはやこか おしととめ』ホ7 『ちのりゐものり ひちにつけ ゆはすおふりて つるきもち』ホ7 『とこみきに はやこおめせは そのゆめに とつかのつるき おれみきた』ホ7 『せおりはまふつ やたかかみ あきつくさなき やゑつるき』ホ8 |
● つるきをみ(剣臣)の略。
『かのとりの かたちはやたみ くひはきみ かかみはたはね つるきかは』ホ24 『かたちはやたみ くひはきみ かかみとつるき まてのはね もののへはあし』ホ30 |
『あめとみは わけつちみやの つるきもち あたねはかかみ もちのほる』ホ30 |
●ハハムラクモの剣。
『やまとひめ にしきふくろと つるきもち をみこにいわく』ホ39 『つるきのなおも くさなきと あしからやまに せめいたる』ホ39 『つるきときおき かろんして いたるかみちに にきてなく』ホ40 『あいちたの おとめかとこに わかおきし いせのつるきの たちわかるやわ』ホ40 『おおたんやわけ かふりみは つるきささけて とみそたり』ホ40 |
「つるく」の名詞化。
「つるく」は「つる(回る・擦る)」と同義語「うく(往く・送く)」の合成。
ここでは「C:
回る/回す・還る/還す・送る」などの意。
ほつまつたゑ23文でアマテルは「天寿の尽きた霊を帰すもの」と説明している。
【(連き)】
1.連なり。つながり。結び付き。絆。継続。まとまり。家。
『あいちたの おとめかとこに わかおきし いせのつるきの たちわかるやわ』ホ40 |
2.子孫。血統。
『いのはらの みはたねはらむ ひたちをひ おひぬつるきの たからふるなり』フいはら 『をのはらは みちもつるきも かけさしと もとめさいわう をはらさしかみ』フをはら |
「つるく(連く)」の名詞化。
「つるく」は「つる(連る)」と同義語「うく(和く・結く)」の合成。
ここでは「A: 合う・添う・結ぶ・連なる・つながる」などの意。
類語:「つつき(続き)」「きつな(絆)」「つらね(連ね)」「つらなるゑた(連なる枝)」
【蔓城】<地名>
=かつらき(葛城)
『かつてまこ つるきねかつき くにつこそ やたからすまこ かとのぬし』ホ30 |
「つる(蔓)」+「き(方・垣・画・城)」
「つる」は「かつら(葛・蔓・鬘)」の同義語。
別名:「かつら(葛・蔓・桂)」「かつらき(葛城)」「かたき(葛城)」「かつき(葛城)」「つるき(蔓城)」「こせ(巨勢・居勢・古瀬・御所)」「くす(葛・国栖)」「ひとこと(秀殊)」「たかおはり(高尾張)」「たかおか(高丘)」
10/01/05
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