【生船・貴船】
水と船。
『あわうみの あつみのかみと すみのゑも ともにきふねの まもりかみかな』ホ37 |
●<地名> 貴船の社。 =ミツハメの社
『たみつおまもり ふねおうむ きふねのかみは ふなたまか』ホ27 『ももかもふてて きたりませ われはからんと ゆくきふね たたねこかうた』ホ37 『みかきふねより かもにゆき わけいかつちの おほかみに みてくらおさめ』ホ37 |
「き(生・稀/貴・気)」+「ふね(船)」
「き」はここでは「上澄み・純粋」などの意で「みつ(瑞・水)」と同義。
泥水をビーカーに入れてかき混ぜ、しばらく放置すると、
重くて濁る粒子は下に沈み、軽く純粋な水が上澄みとなる。
この 「軽く純粋な上澄み」 を "キ" (生・稀/貴・気)
という。
11/09/18
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