【天君】【(和君)】
天神がその業霊となる君。天神の現れ。
『いまににきねの かかなえてさきみたま くにとこたちの わさみたま あらはるいつと かかなえて わけいかつちの あまきみと なつけたまわる』ホ序 『これとこたちの さらのゐつ わけいかつちの あまきみと をしてたまわる』ホ24 『わけいかつちの あまきみは ふかきおもひの あるにより』ホ25 『あまきみえみて なけくなと あかつちかみに これをしゑ』ホ25 |
●御祖に継がふ天君。
『あまてらすかみ よろこひて みをやにつかふ あまきみと をしてたまわる』ホ26 『あまきみひめお たつぬれは こやねこたえて ためしあり』ホ26 『あまきみは みはたのふみお みてつから をみこにゆつり』ホ27 『あまきみと きさきもろとも しのみやに おりゐてここに かみとなる』ホ27 |
●御祖天君。
『かくのふみ みをやもあみお さつくなも みをやあまきみ』ホ27 『ときにあまきみ われおもふ そみすすをいて たねあらし』ホ27 『あまきみみこに みことのり つつのみうたに』ホ27 『あまきみは つくしにみゆき むろつより おかめにめして うとのはま』ホ27 『みをやあまきみ みことのり たけひとたねこ しかときけ』ホ27 |
●<アマテル帰天後の神武以降>和君。 =あまつきみ(和つ君)
『いますへらきの あまきみは みなににきねの いつによる』ホ序 『あまきみのにお たけひとに さつけあひらの かみとなる』ホ29 『かんよりになも かんやまと いはわれひこの あまきみと あまねくふれて』ホ29 『あまきみみやことりのあや』ホ30 『あまきみの もとはみまこの いかつちお わけてをさむる』ホ30 |
「あま(天/和)」+「きみ(君)」
「あま」はここでは「あまかみ(天神)」の意で、「九星」あるいは「四十九神」を指す。
「天君」はアマテルが授与する称号で「天神がその業霊となる君・天神の現れ」の意であったが、
アマテル帰天後、すなわち神武以降は「天君」は「あまつきみ(和つ君)」との意味の区別を失う。
関連語:「あまかみ(天神)」「あまつかみ(天つ神)」
09/12/18
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