【(極)・君・公】【(木実・陽陰・日月)】
1.極み。頂点。根源。中心。主。長。上司。
●特に、和して恵る日月。和つ日月。国家君主。
『きみかよの すえのためしと ならんかと』ホ序
『みなそのくにお をさめしむ これくにきみの はしめなり』ホ2 『ひかしのきみと みちうけて おおなゑことも まさかきの むよろにつきて』ホ4 『あまつきみ ひよりとまてお つくすゆゑ ひとにのります』ホ4 『あわきみよ わかれおしくと つまおくる をうとはゆかす ゆけははち』ホ5 |
『こもりにこれお とはしむる ひめきみあひて みたねうむ みはたおこえは』ホ16 『むかしははきみ あまきみに ひとよちきりて のちにめす』ホ25 『うらやみねしけ はけものか みつからほめて はたれきみ』ホ28 『はやは きみおしゐ おときみこえと あらはれて ともにさすらふ』ホ28 『かふへのみこふ まつのきみ せいひたけゐた やそちから いさみはけしく』ホ34 |
[1]
「きむ(極む)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
[2]
和つ君は元来は夫婦一対であり、男君を「き」、女君を「み」という。
「き(木・起・貴)」は先行するさまを表し、「陽・日・主」の属性を示す。
「み(見・実)」は後に付いてくるさまを表し、「陰・月・副」の属性を示す。
人を木に例えた場合、男は先行する木の根であり、女は後に付ける実である、とホツマは言う。
ウヒチニ・スヒチ以降イサナキ・イサナミまでは、君は陽陰(男女)のペアであった。
このペアは「和して恵る日月」の機能を担う地位にある。
妹背神のアマテル神以降はただ一人で「日(陽)/月(陰)」双方の機能を担うこととなる。
変態:「かみ(上・頭)」「きり(際・極・桐)」「きわ(際・極・究)」「きも(肝)」
類語1:「ぬし(主)」「ね(根)」「あるし(主)」
類語2:「うす(上下・大小)」「あめ(陽陰・和)」「あわ(陽陰・和)」「ひつき(日月)」「あまつひつき(和つ日月)」
10/10/10
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