【(和つ木実・和つ君)・天つ君】
養い調える君。和つ日月。陽陰を束ねて日月なす君。中央政府の君。
『あまつきみ ひよりとまてお つくすゆゑ ひとにのります』ホ4 『たりひこくにの あまつきみ いむなおしひと くらひなる』ホ31 『あまつひつきお うけつきて やまとふとにの あまつきみ いむなねこひこ』ホ32 『あまつひつきお うけつきて やまとくにくる あまつきみ』ホ32 『みまきいりひこ あまつきみ みくさつかひも あめためし』ホ33 |
和つ君は元来は夫婦一対であり、男君を「き」、女君を「み」という。
「き(木・起・貴)」は先行するさまを表し、「陽・日・主」の属性を示す。
「み(見・実)」は後に付いてくるさまを表し、「陰・月・副」の属性を示す。
ウヒチニ・スヒチ以降イサナキ・イサナミまでは、君は陽陰(男女)のペアであった。
このペアは「和して恵る日月」の機能を担う地位にある。
妹背神のアマテル神以降はただ一人で「日(陽)/月(陰)」双方の機能を担うこととなる。
類語:「あめのかみ(和の尊)」「あわきみ(和君)」「あめのすへらきみ(和の皇君)」「あますへらき(天皇)」「あまつひつき(和つ日月)」「やまとひつき(和日月)」「あまてらすひつき(和照らす日月)」「あまてるつきひ(和照る月日)」「あまてらすきみ(和照らす君)」「やわしてめくるひつき(和して恵る日月)」「くにきみ(国君)」
11/03/10
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