【(陽陰つ・和つ)】
1.<日月のように地を>やわす(さま)。養い調える(さま)。
『あまつきみ ひよりとまてお つくすゆゑ ひとにのります』ホ4 『あまてるみこの をしほみみ あまつひつきは たかのかふ』ホ12 |
2.陽陰が和合する(さま)。
●日霊と月霊の顕現であるアマテル。
『たかみむすひの ゐつよきみ ひことにのほる あまつみや』ホ4 『あまつみことの おもむきお つけてあにひこ ここにとめ』ホ8 『ときにいさわの あまつかみ そふのきさきも かみとなる』ホ28 |
変態:「あわす(合わす)」「やわす(和す)」「やまつ(和つ)」「いやす(癒す)」「ゆるす(緩す)」
変態:「やまて(和・陽陰)」「やまと(和)」「やわし(和し)」「あわせ(合せ)」
【(上つ)・天つ】
正の方向に離れたる。 上位の。天界の。
『ときにあめより にいとりの ひとはおつれは あまつのり』ホ16 『ここにとをやの あまつかみ とくさたからお さつけます』ホ20 『あまつこと まつるとほかみ ゑひための やもとのかみの まもらせき』ホ22 『このときに あまつみことの さたまれは かしきのゆふの』ホ22 |
「あま(上・天)」+「つ(区分・所属)」
「あま」は「あむ(上む)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
類語:「かんつ(上つ)」「うえつ(上つ)」「うわつ(上つ)」
反対語:「くにつ(地つ・国つ)」
11/03/10
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