【和す・柔す・(陽陰す・生わす)】
A: 合わす。和合する。一つとなる/する。中和・緩和・調和する。調える。直す。やわらぐ/やわらげる。
<その結果>
D:
正の方向に離す。「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」
『やわしてあわお ゑなとして やまとあきつす あはちしま』ホ3 『あめのみちゑて ひとくさの なけきおやわす かみあらす』ホ4 『あめかした やわしてめくる ひつきこそ はれてあかるき たみのたらなり』ホ7 『またやゑかきは つにあつけ あらかみあらは よくむけて めくみやわせて』ホ11 『もとつかみ そのたえもりか たねくたし ものとたましゐ ゆひやわす』ホ14 『よこしまか たておもちけて とこやみの なんたやわして ややしつむ』ホ17 『かみはやわして みことのり しはしこころお しつめまて』ホ17 『ふたたみの あらそいあれは とみやりて やわしさはきて』ホ24 『わかこらやわせ たとふれは はるはぬるては なつあおく』ホ28 『ひのなめは つさにいなさの はつひより ふうおやわせて』ミ7 『きさらきは めをほほやわし きさしおふ たねかしまつる いなるかみ』ミ7 『たのなめは みうのあおうけ きさらきの なかよりみうお めにやわせ』ミ7 『はのふめもりて あふみまつ ふめにやわして かせとなす』ミ7 『ほはきねにすむ ふためかみ あふつきふめお あにやわし』ミ9 『にふのかみ あめのおしゑに ややさめて やわしわらはす』ミ10 『しゐたらさやわ めはくにの つきとみやひお あみやわせ ゐみちあらはす』ミ10 『やかみはひとの たまのをお ふくみふらせて なからゑお むすひやわせは』フ序 『あのなわの みちもゐもせの なかうとも つよきもやわす あなわなりけり』フあなわ 『ふのきにの あらそうとみの ことわりお やわせはたみの ふゆそきにける』フふきに |
「やふ(和ふ)」+「わす(和す)」の合成。
ここでは「A: 合わす・融く・平らす」、その結果「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
陽陰和る道においては「融和・調和」は自然当然に「発展・繁栄」へとつながる。
『あわす』と『やわす』の違い この2語は互いに変態同士であり、どちらも陰陽の和合を起源とするが、使われ方は異なる。 『あわす』は表面的な「合わせ・一致・合致」の意に使う場合が多いに対し、 『やわす』は「深い核心レベルでの融合」、またそれによる「中和・緩和・調和」の意を表す場合が多い。 また『やわす』は「陽の挙動に対する陰の反応」を表す言葉でもある。陰と陽は互いに引き合って合体する宿命にあるが、陽のストレートなアプローチ「攻め」に対して、陰はいったん「退き」の反応をとる。その後も陰は「付かず離れず」の態度で衝突を避け、ゆっくりと距離を縮めていき最終的に合体融合する。(人の男女とまるで同じだ ^^;) |
変態:「あわす(合わす)」「やまつ(和つ)」「あまつ(和つ・陽陰つ)」「あやす(あやす)」「いやす(癒す)」「なおす(和す・直す)」「ゆるす(緩す)」「はやす(生やす)」「ふやす(殖やす)」
類語:「にふ(和ふ)」「いつくしむ(慈しむ)」
09/12/08
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