【(付離・着分)・筑波】
付くことと離れること。
積極・能動性と消極・受動性。攻めと受け。ツッコミとボケ。
陽と陰の属性と挙動。
『みつるかくるの ふたうたお ひとつれにあむ つくはうた』ミ10 『もとつねの あむとやわしの つくはねお むすひまします あめみをや』ミ10 『いまふたかみも なそらゑて つくはのかみと たたゑたまひき』ミ10 |
●<地名> 筑波。付離の神である二尊に由来。
『けたつほの つさのつくはの いさみやに うなつきあみて いさなきと いさなみとなる』ホ2 『むかしふたかみ つくはにて みめくりとえは』ホ3 『このふたはしら うむとのは あまのはらみと つくはやま あはちつきすみ くまのなりけり』ホ3 『つくはより うつりますひは をこぬしの ふそゐもののへ かしはなす』ホ21 『これにより たみおさまりて むよろとし つくはのみやに うつります』ホ21 |
●筑波の地を治める国守。=つくはうし(筑波治人)
『つくははやまか そかひめは きのおしもそと』ホ6 『つきかとり かんきみおよひ かしまきみ つくはしほかま もろもます』ホ13 『つくはうし ほしおさるには みなすてて たのしみまつや』ホ13 『あまつまら かんみのやさこ あかまろは つくはそそのこ』ホ20 |
「つく(付く・着く)」+「くふ(分ふ)」の名詞化の短縮。
「くふ」は「くばる(配る)」の母動詞。
陰と陽は互いに引き合って合体する宿命にあるが、陽のストレートなアプローチ「攻め」に対して、陰はいったん「退き」の反応をとる。その後も陰は「付かず離れず」の態度で衝突を避け、ゆっくりと距離を縮めていき最終的に合体融合する。 |
変態:「つくま(付離)」「つくも」
類語:「そか(添離)」「あふはなる(合う離る)」「なるはなる(和る離る)」「あふうす(会う失す)」「つくはなる(付く離る)」「いみといひ(忌みと結ひ)」「あむとやわし(編むと和し)」「みひき(水引)」「にこころ(和心)」
関連語:「あめのみち(和の道)」「あめなるみち(陽陰和る道)」「いせのみち(妹背の道)」「ひつきのみち(日月の道)」「かみのみち(上下の道)」
10/06/13
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