【(見退き)・水引】
和合と離別。 =いみといひ(忌みと結ひ)
『ときにひめ かえしはあおひ きみかつら かみにつつみて みひきくさ』ホ26 |
「みひく」の名詞化。
「みひく」は「みふ(見ふ)」と「ひく(退く)」の合成。
「みふ」はここでは「A:
合う/合わす」、「ひく」はここでは「B:
離れる/離す」の意。
陰と陽は互いに引き合って合体する宿命にあるが、陽のストレートなアプローチ「攻め」に対して、陰はいったん「退き」の反応をとる。その後も陰は「付かず離れず」の態度で衝突を避け、ゆっくりと距離を縮めていき最終的に合体融合する。 |
類語:「あふはなる(合う離る)」「なるはなる(和る離る)」「あふうす(会う失す)」「つくはなる(付く離る)」「つくは(付離・筑波)」「つくま(付離)」「あむとやわし(編むと和し)」「いみといひ(斎と忌)」「にこころ(和心)」
関連語:「あめのみち(和の道)」「あめなるみち(陽陰和る道)」「いせのみち(妹背の道)」「ひつきのみち(日月の道)」
【(陰引き・陰導き)】
陰(水埴)のエネルギーを誘導するもの。 =地の精霧
『かつめかみ みちをかえして ひおこえは みひきおまねき』ミ7 |
「み(陰)」+「ひき(引く・率く)」
「ひく」はここでは「合わす・寄せる・収める」などの意。
別名:「はのさきり(地の精霧)」
10/03/12
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