【回る・廻る・巡る・捲る】
C:
回る。行き来する。替わる。還る。戻る。繰り返す。〜しまくる。
『かかんなす はるのひとしく めくりきて いそのまさこは いわとなる』ホ序 『うきはしにゑる おのころの やひろのとのに たつはしら めくりうまんと』ホ3 『またはたれ なんちわかはゑ はちみする やつことせんと なりめくる』ホ8 『あわうひの めくれるなかの みはしらに さけてめをなる』ホ14 『をはきよく かろくめくりて あまとなり めはなかにこり くにとなる』ホ14 |
変態:「まくる(捲る)」「あくる(明くる)」「おくる(送る)」
類語:「かえす(返す・還す)」「かえる(返る・還る)」
派生語:「めくり(巡り・周り)」
【回る・巡る・(恵る/巡幸る)】
1.行き来させる。回す。めぐらす。分配する。恵む。改める。
『あさひのうるお みにうけて こみやにあれは よるなみと ともにめくれと』ホ14 『ねはつより めくるひのあは にもめくる あかるきのあは にのいのち』ホ21 『よこへにわけて つうちひく かひぬきなけて をさめくる』ホ23 『これにめし しらやまみねお みめくるに ななめにならす』ホ24 『つくしあまねく めくりかり いせきつつみに あらたなす』ホ25 |
2.(日月のように回って)分配する・恵む。 巡幸する。
『むよのつき おもたるのかみ かしこねと やもおめくりて たみおたす』ホ2 『あめかした やわしてめくる ひつきこそ はれてあかるき たみのたらなり』ホ7 『おほなむち ひとりめくりて たみのかて けししゆるせは』ホ9 『ひかりむち おてにくにたま のりめくる おとはほおこほ』ホ18 『あまのいわふね おほそらお かけりめくりて このさとの なおもそらみつ やまとくに』ホ20 |
「めく(巡く・恵く)」と同義語「くる(回る・転る・呉る)」の合成。
ここでは「C:
回る/回す・めぐらす・分配する・恵む」などの意。
『天が下 和して恵る 日月こそ 晴れて明るき 民の父母なり』7文 『また八重垣は 西(右)に預け 争み あらば 能く平けて 恵み和せと』11文 こうあるように「和つ日月の君が地を巡る」場合には、常に「天が下を和して恵む」という日・月の機能を伴う。 |
類語:「めくむ(恵む)」「くはる(配る)」「ほとこす(施す)」
関連語:「みかり(恵回り)」「みゆき(御幸)」
派生語:「めくり(恵り・巡幸り)」「みめくる(巡恵る)」「めくりかる(恵り回る)」「めくりみる(恵り回る)」
11/02/19
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