【要】
中にあるさま。中心的なさま。本質的なさま。肝心。肝要。
『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5 『かなやまひこか うりふひめ なかこおすけに そなゑしむ』ホ6 『かみのみこころ うるはしく みそきつかさお かなさきに』ホ8 |
「かぬ(和ぬ・兼ぬ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす」の意。
類語:「かなめ(要)」
【金・(捏・熟)】
D:
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『おろかめか ねたむいそらの かなつゑに こたねうたれて なかれゆく』ホ16 『ちみちのあふみ かなつくり かけはをさしの つりなわも ゐつきみしかく』ホ192 『ちかねおのはし つのおさく かなゆみつくり とこかたり』ホ35 『すへてふくゐの かなまろの ななのきたひの』ミ8 『ここにひるこは ゐものしに かなあやゐさせ あまねくに』ミ10 |
「かぬ(上ぬ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「かね(金)」「こね(捏)」「きね(熟)」「きぬ
(絹)」「こな(熟)」
類語:「かなめ(要)」
派生語:「かなさき(要柵・金折)」
【(悲・枯・暗・暮・懲)】
E:
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
「かぬ(枯ぬ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「かれ(枯)」「こり(懲り)」「ころ(転)」「くれ(暮)」「くら(暗)」「くま(隈)」「くも(雲)」「くろ(黒)」
派生語:「かなし(悲し)」
【汚名】
負の方向に離れる名。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」名
『しらうとこくみ ははおかす かないまにあり きみまねて かなおかふるや』ホ32 |
「か(曲・汚・暗・枯)」+「な(名)」
10/06/21
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