くも  クモ  kumo

  

【雲・蜘蛛・(隈)】
1.合わせ。覆い。蔽い。紛らわしいもの。(網を)組むもの。 天と地の中間。

『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ ひすみにこたま』ホ4
『かきやふり むらくもおこし ほのほふき つふていかつち』ホ8
『つきのみつ くたせるつゆは かはのみつ うつほうくれは くもとなり』ホ15
『そやとめちつゑ くもなかは ふれはめつゑに あひもとめ あめとふるなり』ホ15
『しなとへのかみ あらはれは みちのかうはふ やえくもお』ホ22

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2.反り。曲り。暗ますもの。隈。枯。暮。暗。穢。

やくもうちことつくるあや』ホ9
『ははかをさきに つるきあり ははむらくもの なにしあふ』ホ9
『わかうたの くもくしふみは おくらひめ さつけてなおも したてると』ホ9
『しなとへのかみ あらはれは みちのかうはふ やえくもお』ホ22
くもちわけ しなのすわより みちひけは はらみやまから よもおみて』ホ24

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くむ(交む/離む/朽む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・覆う・紛れる」「B: 離れる/離す・反る・曲る」、また「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・静める・隅に置く・果てさす」などの意。

変態:「くま(隈・曲)」「けむ(煙・烟)」「きう(灸)」「かれ(枯れ)」「くれ(暮)」「くら(暗)」「ころ(転)」「から(韓・漢)」「くほ(窪)
類語:
くもり(曇り)」「くもゐ(曇)
派生語:「むらくも(叢雲/放隈)」「やくも(八雲)」「くもくしふみ(雲櫛文)

  

10/02/19

  

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