ころ  コロ  koro

  

【頃・比】
分割。区切り。区分。区画。時限。

『まさかきの うゑつきゐもに みつるころ よつきのをかみ』ホ2
『このころきみは はらみやま のほりていわく』ホ4
『おこないちかに なるころは しらはきそみて さくらいろ』ホ4
『うつきみつれは みとりつす さつきさのころ ひとめくり』
ホ14
『めははやく をはつつまれて はなのころ たましまかとに いゑりなす』ホ14
『もろともに まさかきふその あまるころ わいためあらす』ホ18
『ふたあれかみと きさらしゑ まつるのりゆみ ならふころかな』ホ192
『おこるたのしの みつるとき うゑとしころは みのらすて まことにうゑる』ホ23
『たのめははるの いきるころ たのめおいれて ねるつるき』ホ23
『かのめはあきの からすころ かのめおいれて ねるつるき』ホ23
『ふよろやちへて みそすすの こよみなすころ くにのなも』ホ24
『あるひひかとへ わかみやに つくるわかこの このころのうた』ホ34
『ややめもみちて なかころは をのかみつきて かみなつき』ミ9
『みたけうるおゐ はらみます つきみつころも あれまさす』ミ逸
『へにねせの みめはいねころ えのいぬお なつはにすてて いねやおきらん』フへねせ
『しのむくは かめもひつきも ちよにめの かかやくはなの ころやむくらん』フしむく
『しのつるは つかえつくして ついたちの つきみつころの ふゆにあうなり』フしつる

 
こる(離る・樵る)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・分ける・限る・区切る」などの意。

変態:「きり(限)」「きわ(際)」「けり」
類語:
とこ(所)」「とき(時)
派生語:「ところ(所)

  
 

【(凝)・塊】
凝り固まったもの。凝縮。結晶。塊。

こる(凝る)」の名詞化。

変態:「くれ(塊)」

  
 

【転・(暮・暗・玄・枯・殺・懲)】
負の方向に離れる/離すさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま

『うけすてめ ころひんきみと ちなみあい くろそのつもる みこうみて』ホ15
『にしのははかみ またきたり ころやまもとは おろかにて』ホ15

 
こる(懲る・転る)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる/離す」で、「下げる・勢いを失わす・劣らす・縮小する・沈める・隅に置く・果てさす」などの意。

変態:「こり(懲り・転)かれ(枯)」「くれ(暮)」「くら(暗)」「くろ(玄・黒)」「くま(隈)」「くも(雲)
派生語:「ころひ(転日)

  
 

【(転・心)】
1.回し。回転。改め。
2.還る所。回帰する所。ホーム。中心。源泉。

こる(転る・回る)」の名詞化。
ここでは「C: 回る/回す・還る/還す・回帰する」などの意。

変態:「をころ(穢転)」「こり(心)」「ころ(転・心)
関連語:「こころ(心)」「おのころ(磤馭慮)」「ころふ(転ぶ)」「おころ」「こり(駆り)

  

11/01/03

  

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