【時】
1.分割。刻み。限り。区分。区画。
『あめつちの ひらけしときに ふたかみの とほこにをさむ』ホ序 『ときにあめより ふたかみに つほはあしはら ちゐもあき』ホ2 『ひたるのときに おもいかね わかひめともに もりそたつ』ホ11 『ときあすす ももみそよとし つあとはる はつひさなゑの ことほきし』ホ31 |
2.1日を12等分した2時間。
『いまわかみ いきすひととき よそしほと たらぬやまふの かなしさや』ホ16 |
「とく(解く・退く)」の名詞化。
ここではは「B: 離す・分ける・刻む・限る・区切る」などの意。
変態:「とこ(処方・所)」
類語:「ところ(所)」「ころ(頃)」「し(州・支・時)」
【伽】
付き。着き。添え。伴。供え。
『いさなみは ありまにおさむ はなとほの ときにまつりて』ホ5 |
「とく(着く)」の名詞形。
【研ぎ】【鬨】
正の方向に離すこと。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」こと
『ゆはすたすえの みつきとめ たみにきはせて そろのとき』ホ34 |
●【鬨】勢いの良い声。おたけび。
『こころくるしむ そのときは ともにみたるる とりのとき』ホ21 『みなにけちれは ときおあけ むかひいるとき おとひめは きみのておとり』ホ39 |
「とく(研ぐ・利く・鋭く・疾く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「とく(特・得・徳・篤)」「たけ(猛)」「たか(高)」
関連語:「ときめき」「ドキドキ」
【利き・鋭き・疾き】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
●利に聡いさま。明敏。利発。狡猾。ずるさ。 ≒あらたけ(荒猛)・はやきき(早利き)
『ふたかみの とほこにをさむ としふれは にふなれときの たみあるも』ホ17 『くつおすてなて にふときお ならしもちゐん あめのこころそ』ホ17 『おのかとき さかりあさむく むくひあり ゆえおきかせん』ホ17 『ときすきてなる はたれとも それこころみに わさおなせ』ホ17 『おもたるの たみときすくれ ものうはふ これにおのもて きりをさむ』ホ23 『あのよろの ほしおしつめて ありのまま すめはよろこひ ときそありける』フあよろ |
「とし(利し・鋭し・疾し)」の連体形が名詞化。
類語:「きき(利き)」
10/02/08
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