【黒・玄・(暗・暮)】
負の方向に離れるさま。「低まる・勢いを失う・劣る・暗む・沈む・静まる・終わる」さま
『いふきぬし くまのくすひと まてにあり しろくろこまに もろそひて』ホ8 『それはきはきに きりはしろ ひのきはきあか くりはくろ』ホ15 『とこたちの やもおめくりて にしのくに くろそのつみて かにあたる』ホ15 『くろきははなの くろにめす おなしこころに あいもとむ』ホ16 『こかねひつめの くろこまお たかきかひけは たてまつる』ホ192 『ひめもすに みやのうてなの くろところ なかつはしらの ねにすみて』ホ22 『ゑしきのにける くろさかに はさみてうては たけるとも』ホ29 『かみのりかゐは くろまめと うむきとすめと ななのよね かゐにかしきて』ホ38 |
●黒金。鉄。
『すかははきかね ししろかね うひにあかかね はくろかね』ホ15 『このはかまろは はひきなす なまろくろまろ あすはなす』ミ8 |
「くる(暮る)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・暗む・沈む・静まる・終わる」などの意。
色は「赤」→「青」→「黄」→「丹」→「黒」と進展するように思われる。
変態:「くら(暗)」「くれ(暮)」「ころ(転)」「くも(雲・蜘蛛)」「くま(隈)」「かれ(枯)」
【畔】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
「くる(上る)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「かろ(軽)」「かる(軽)」「きれ(切れ者)」
【(包・括)】
合わせ。束ね。統べ。治め。統治者。
『おとうけし たけたあかたし くろはやは しきのあかたし』ホ30 |
「くる(括る・包る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・束ねる・治める」などの意。
【(比)】
合うさま。寄るさま。似るさま。匹敵するさま。
『ひとたひあひて よくにたる かれはめくろと そのさとお なつけたまわる』ホ40 |
「くる(比る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・似る・匹敵する」などの意。
変態:「くら(比・競)」「くり(そっくり)」
【(転)】
回転。回帰。帰還。回帰する所。本源。中心。中枢。
「くる(転る)」の名詞化。
変態:「ころ(転)」「こり(心)」
類語:「こころ(心)」「もとおり(回り)」
関連語:「ころたつ」
10/02/25
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