【要】
合わせ。収め。治め。束ね。収束。
『よよのかなめの いしつつに かふつつつるき たもふなり』ミ逸 |
●釣合う位置。中心。中軸。
『むまのあしとり いきすあひ あわすかなめの のりのりそ』ホ191 『はらからなれは にしひかし かよひつとめて かなめしむ』ホ27 『ゑしきかいくさ いはわれの かなめによりて みちふさく』ホ29 『みなかなめちに あつまりて おさとなのるお うちたまえ』ホ38 『そのつつす かそえてなかお つほかなめ このうたつつき かそえもの』ホ39 『みかつちの なりわたるなの ゆみとりの もののへかみの かなめいし』ミ逸 |
●連歌における本歌。(本歌を軸として回転展開することから)
=あひかなめ(合要)・もとうた(本歌)・つ
すはつね(十九初音)・つつね(連根)・おりはつ(織初)
『かれおりとめの つすはたち おりはつのつす あひかなめ おりつめのつす』ホ39 『やそおももとす かすいかん こたえはかなめ またくはる もとうた おふそ』ホ39 |
「かなむ」の名詞化。
「かなむ」は「かぬ(和ぬ・兼ぬ)」と同義語「なむ(和む)」の合成。
ここでは「A:
合わす・収(治)める・匹敵する」などの意。
また 「かぬ(和ぬ・兼ぬ)」+「め(目・間)」
変態:「かな(要)」
類語:「なか(中)」「うち(内)」
「おも(主)」「さね(実・
核)」「を(央)」「きも
(肝)」
11/04/29
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