【(和)・中・仲・半】
1.和合。合わせ。結び。収まり/収め。治まり/治め。調和。調え。直り/直し。
●収まる部分。あい・あいだ(間)。中位。内の側。
『かみそのなかに あれまして くにとこたちの とこよくに』ホ2 『かんかみれとも かんまこの ちゐもうしある そのなかに』ホ4 『なかかわにうむ そこつつを つきなかつつを うわつつを』ホ5 『なかつゑに まふつのかかみ しもにきて かけゐのらんと』ホ7 『すえはみそふの たみめひこ もとなかすえの みくらあり』ホ14 |
●釣合う所。匹敵する所。 半ば。半分。等分。
『ひのみちは なかふしのそと つきはうち をはおもてわさ つとむへし』ホ13 『こたえとく すすはまさかき ほすゑのひ としにきなかの むよろほき』ホ13 『いせとあわちの なかのほら すすかのかみと はこねかみ』ホ13 『みのあふらへり けもかれて やかてまかるそ ふつきなか すすしろくえよ』ホ15 『くつはつな ひとたけむたの なかほとお きつなにそえて』ホ192 |
●交わり。関わり。合わせ。結び。つなぎ。仲介。
『ふてししは くえはいきても くさりくさ かみとなかたゑ』ホ15 『われももふける このことく なかおなさんと ひたかみえ』ホ16 『われももふけの このことし ともにのほりて なかうとと』ミ逸 |
2.中心。中軸。核。源。主導的なさま。上流。
『をはきみの くにをさむれは きつをさね よもとなかなり』ホ1 『をうみあつみの なかはしら ひかしはやまと ひたかみも』ホ2 『はこくにのかみ ひたかみの たかまにまつる みなかぬし』ホ2 『たみのことはの ととのゑは なかくにのなも あわくにや』ホ5 『ゐつくしおもて かんかたち なかこすなおに かんちから』ホ8 |
「なく(和く/熟ぐ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収まる・釣り合う・匹敵する」、また「D:
正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。
変態:「あか(中)」「なこ(和・中)」「にこ(和)」「にき(和)」「ねき(禰宜)」「なき(凪)」
類語:「うち(内)」「なか(中)」「おく(奥)」「うら(心・占)」「さね(実・核)」「こころ(心)」
【(和)・眺】
(目に) 合わす・入れる・得るさま。
『すそのやつうみ みつうまり やくれとなかは かわらしと みつくりのうた』ホ32 |
「なく(和く)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・入れる・得る」などの意。
類語:「なかめ(眺め)」
【長・永・中】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・進展する・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『みなみむき あさきおうけて なかいきの みやのうしろお きたといふ』ホ1 『ふかくはかりて おもいかね とこよのおとり なかさきや』ホ7 『なかつきはみめ しむそよへ こゑのよそやち あわのかみ』ホ14 『ひとのみと なりてはらめと なかゐして こそむつきまて くるしむる』ホ14 『おおまかいとゐ なかはしに うむみこいみな いろきねの とこねつひこそ』ホ31 |
●なかつき(長月)の略。
『さやとなかもち きさきうむ いみなしきひと たまてみこ』ホ31 『そこほなかやか まきむきの みやにかえます』ホ38 |
「なく(熟ぐ・長く)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・進展する・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
【(退・萎)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
『たかおはりへか せひひくて あしなかくもの おおちから』ホ29 |
「なく(退く・萎く)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「なき(泣き)」
11/04/02
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