ねき  ネキ  neki

  

【(和き/賑き)・祈ぎ・禰宜】
1.(神を) 和すこと/者。祈り。祈る者。
2.正の方向に離すこと/者。「上げる・敬う・尊ぶ・勢い付ける・栄す・中心に置く・至す」こと/者

『ふりたまはねき とよけかみ あまてるかみお まつらしむ』ホ36『なおりねきのに みつちくも うちさるとやた くにまろと』ホ38

 
ねく(和く・祈ぐ/熟く・賑く)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・和す」、また「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・敬う・尊ぶ・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・中心に置く・至す」などの意。

変態:「にき(和/賑)にこ(和)なか(中)」「なき(凪)」「ねこ(和)
類語:「かよみ(日夜見)

 
 

【(和き)・根際】
添うさま。近くにあるさま。そば。かたわら。

『つはきいちより ねきやまお こすときあたか よこやいる』ホ38

 
ねく(和く)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・添う・付く」などの意。

関連語:「ねんころ(懇ろ)
 

【根際】ねき −広辞苑より−
(上方方言) きわ。そば。
浮世風呂二「お家(え)さんの―に立つてゐなますいとさんを見いな」

  

10/01/18

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