【占・心・裏・(基)】
還る所。戻る所。回帰する所。原点。源。
●中心。核心。要。 ●本質。本源。こころ。精神。 ●万象の源(モトアケ・陽陰・言葉)。
『うらなひて つきかつらきの いとりやま』ホ4 『ひめおゑんやと いやといに みなはたれそと うらとえは』ホ9 『あらはにつとめ うらやすむ なかにひとりは うらなくて』ホ17 『うおのめと かわるひとめの うらかかみ ひたりにもては みきにみゑ』ホ17 『もともとあけの みをやかみ ゐますうらには きたのほし』ホ23 |
「うる(復る)」の名詞化。
ここでは「C:
回る・還る・戻る」などの意。
類語:「もとおり(基)」「もとうら(基)」「もとら(基)」「もとゐ(基)」「もとあけ(元明)」「みなもと(源)」「こころ(心)」
関連語:「よそこのかみ(四十九の神)」「あわうた(陽陰歌)」「ふとまに(太兆)」
派生語:「うらなふ(占う)」「うらかた(占形)」「うらとふ(心問う)」
【(所・空・洞)】
空間。場所。区分。区画。
『かくのきうえて まうらかみ よよたちはなの きみとなる』ホ24 『いしうらの よこたておよひ たこゐなき ちちかいなきお ひきつれて』ホ38 |
「うる(和る/放る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収める・囲む」、裏を返して「B:
離れる・分ける・区切る」などの意。
変態:「うろ(空・虚・洞)」「ほら(洞)」
派生語:「まうら(間所)」
【裏・(失ら)】
離れるさま。それるさま。外れるさま。背くさま。背後。反対。
『あらはにつとめ うらやすむ なかにひとりは うらなくて』ホ17 『うおのめと かわるひとめの うらかかみ ひたりにもては みきにみゑ』ホ17 『おもてよつらね まめみさほ まてにかよはす うらよつれ』ホ39 |
「うる(失る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・それる・曲がる・背く」などの意。
派生語:「うらなし(裏なし)」
関連語:「うらきり(裏切り・裏転り)」「うらめ (裏目)」「うらみ(恨み)」
【浦・末】
離れ。別れ。分れ目。外れ。際。陸と海の分れ目。
『またはたれ ひすみひたかみ かくやまと ふたいわうらに つくつけの』ホ8 『ひなまつり をしゑていたる かたのうら あわしまかみそ』ホ9 『おおわにお しかのうらより つなときて はやちにきたの つにつきて』ホ26 『たこのうらひと ふちのはな ささくるゆかり はらみゑて なおうむみうた』ホ32 『ひとなりみれは きみならす さらにかえりて みやこちと うらしまたつね』ホ34 |
「うる(失る)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・分れる・放つ・去る」などの意。
変態:「うれ(末)」
類語:「はま(浜)」「うと(鵜戸)」「きし(岸)」「かた(潟)」
09/12/23
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