うと  ウト  uto

  

【人】
ひと(人)」の変態。また「と(人)」の音便。

『むめみやの はふりほつみの おしうとに いつあさまみこ やまつみの』ホ32
しらうとこくみ ははおかす かないまにあり きみまねて かなおかふるや』ホ32
くにうとの あまてるかみと よろこひの まゆもひらくる ゐひならし』ミ逸
『われももふけの このことし ともにのほりて なかうとと』ミ逸

 
類語:「ひと(人)」「と(人)

 
 

【(果)・鵜戸】
果て。極まり。際限。国境。浜。

『あまきみは にしのみやより かめにのり つくしうましの うとにつき』ホ25
『きみあるかたち のたまえは はてかみしはし おもふとき うともりきたり』
ホ25

 ●<地名> 鵜戸。

『かれこれおほし みやすてて うとにいたれは はてかみの』ホ25
『はてかみうとに もふさくは きみたのさすや しからすそ』ホ25
『あまきみは つくしにみゆき むろつより おかめにめして うとのはま』ホ27
『おおわにのりて うとのはま みやさきみやに いたります』ホ27

 
うつ(熟つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「至る・極まる」などの意。

【うど】 −広辞苑より−
・(静岡県の一部で) 波打際。うと。

変態:「はて(果て)はた(端)」「うた(宇陀)
類語:「きわ(極・際)」「きり(限)」「きし(岸)」「はま(浜)」「うら(浦)
かた(潟)

  

09/11/08

  

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