はて  ハテ  hate

  

【果て】
行き着く所。至り。極み。終わり。

『かさりより おこりになりて ときはかる はてははたれの くにみたれ』ホ23

 ●<地名> (1)=筑紫 (2)筑紫の南端部。=そを(曽於)

『かもあみすてて ゆきいたる そをはてかみの みつかきや うてなかかやく』ホ25
『しほつつか めなしかたあみ はるへらや みちひのたまは はてのかんかせホ25

 ●はてかみ(果て守)はてつみ(果て統み) の略称。 曽於の国守。

『そをのはて かこにこえとも ひめもすに つきすむまても みおつくし』ホ25
『ときにはて もろあまめして これおとふ ひきめはひかん あらこあみ』ホ25
『たいおいけすに まつへしと つくれははては さきにしる』ホ25
『をやのたけすみ いそよりか なつくたまより はてかまこ』ホ27

 
はつ(果つ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」、または「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「行き着く・達する・至る・満ちる・終わる」などの意。

変態:「はち(果・甚)
類語:「つき(尽き)」「そを(曽於)」「すみ(隅)」「すそ(裾)
くま(隈)」「そさ」「そし

  

09/11/08

  

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