【添み・統み・住み】
A: 合わすこと/もの。収(治)めること/もの。据えること。
『おおやますみの こたえには みをやのしるす うたにあり』ホ4 『もろかみこえは やますみか つつしみいわく』ホ4 『つさおへて ねにきてすめる ねすみおは あふらにあけて いとふへし』ホ8 『なななはみなの もとしける すへやますみの かみとなる』ホ22 『ゆえはちくらに かもわれて ひめもたけすみ ほたかみも』ホ26 |
「すむ(添む・統む・住む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・収(治)まる/収(治)める」などの意。
【澄み・純・(速み・騒み・聳み・総み)】【済み】
D:
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『つさおへて ねにきてすめる ねすみおは あふらにあけて いとふへし』ホ8 『をのこけは みちにさまよう みのすみか わさもやまいも こけやたすらん』フをこけ |
「すむ(澄む・速む・騒む・聳む・冴む・早む・総む・済む)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「すい(粋・髄・瑞)」
派生語:「速やか」
【隅・(下・末)】
E:
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま
『このみつお ぬのもてつくる やとよはた やすみにたてて きみとなる』ホ4 『ふとまにの しちりはやもり はけしくて つねすみのくに みせしむる』ホ10 『みをやつけたす けたすみに やきみとほかみ ゑひためそ』ホ14 『なかすみはしら みなみむき きたひかしにし めくりたつ』ホ21 『うたすみさかも おおさかも かわせさかみお のこりなく』ホ33 |
●(後に下った) 陰。
『あそのよの なるかんをかも すみめかも わけやかえらん たのしきわなり』フあその |
「すむ(垂む・下む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・低・端・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「すゑ(末)」「すは(末)」「しも(下)」「した(下)」「つま(端・爪)」「つめ(詰)」
類語:「くま(隈)」「こゑ(隅)」
【(島・州)】
他から隔てられるさま。他と区別されるまとまり。分割・区画・区分。cell。
『ひかしはやまと ひたかみも にしはつきすみ あしはらも』ホ2 『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ ひすみにこたま』ホ4 『またはたれ ひすみひたかみ かくやまと ふたいわうらに つくつけの』ホ8 |
●ツキスミの略。
『やまひあらねは なからえり すみゑのをきな これおしる』ホ1 『またかなさきは すみよろし かみのをしてと みはのそをたまふ』ホ8 『すみよしの まこほたかみや しかのかみ つくしにこえは』ホ25 |
「すむ(統む/散む)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収まる・締まる・閉じる」、裏を返して「B:
離れる・分れる・限る」などの意。
変態:「しま(島・州)」「しめ(占め・締め・閉め・〆)」「しふ(州)」「しい・しゐ(州)」「しほ(州)」
類語:「す(島・州)」「し(島・州)」「ち(方・州・路・処)」
派生語:「つきすみ(尽州)」「ひすみ(日隅/弥隅)」「すみよろし(住吉)」
【墨】
染め。しみ。染料。
『ふものかは しまにさすらす みけたかは かみつめぬきて いれすみし』ホ23 |
「すむ(添む・据む)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・入れる・収める・留める・染める」などの意。
変態:「しみ(染み)」「そめ(染め)」
10/10/10
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