【(和み・安み・優み)】
1.収(治)まるさま。安らか。安心。和。和平。
『やすんせて やつかれはしめ おのおのか まさにやけんお いのりまし』ホ39 『たかひかる あまのひのみこ やすみせし わかおほきみの』ホ40 |
●柔らかで優しいさま。柔和。女性的。
『ひめはゆけやに かくしいれ すさはやすみの ひめすかた』ホ9 『やすみせし おとめのみめに ましわれは たつさえいるる はなむしろ』ホ38 |
2.治め。直し。やわし。調え。平定。
「やすむ(和む・安む」の名詞化。
ここでは「A: 合う・収(治)まる・和らぐ」などの意。
変態:「おさめ(治め・収め)」
【休み】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま
『きみやまのひは ゆきやすみ わかきみにいふ』ホ39 |
「やすむ(休む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「やつれ(窶れ)」
【八隅・(八州)】
1.八方の端。
『このみつお ぬのもてつくる やとよはた やすみにたてて きみとなる』ホ4 『そのそとは なもとこしなえ やすみきは やいろのにきて』ミ6 |
2.八方。八州。全方位。全土。
『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ やすみにこたま』ホ4 『そのきみの よろのみはたの まつりこと をさむやすみの たみはやた』ホ17 『たかひかる あまのひのみこ やすみせし わかおほきみの』ホ40 |
変態:「やしま(八州)」
類語:「やも(八方)」「やおも(八面)」
10/10/10
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