【下・霜・(退・鎮・凍)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま
『かみふそよこゑ いさなきと しもふそよこゑ いさなみと』ホ5 『なかつゑに まふつのかかみ しもにきて かけゐのらんと』ホ7 『たかきみは しもかうらやみ かなはねは おきておうらみ きみそしる』ホ16 『もしはしら つかはしもつけ かみはねそ ねはたちつかす』ホ21 『しもめして いもとおとさん あたまくら ついにいつわり』ホ24 |
●「しもつき(霜月)」の略。
『しもそよか あめたねこさる ももやそな おもむろおさむ みかさやま』ホ31 『ゑのなめはねに しものなか ひうおまねけは かつめかみ』ミ7 『すのつるの ひとをはしもに めくりきて みつのねかひの はるやきぬらん』フすつる |
●おしもめ(乙下侍)の略。
『うちはへむたり しもよたり あおめみそたり』ホ31 |
「しむ(垂む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・低・端・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「すえ(末)」「すは(末)」「すみ(隅)」「した(下)」「つみ(潰み)」「しみ(凍み)」「さむ(寒)」
反対語:「かみ(上)」「もと(元)」
【(親・染・添・慕)】
合うさま。当るさま。合致。
『おりしもに ひめのなけきは こおをもふ かせのともしひ』ホ16 |
「しむ(親む・染む・締む)」の名詞化。
ここでは「A:
合う・当る」などの意。
変態:「しむ(親)」
09/12/27
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