【(締・占)・島・嶋・州・洲】
1.分割したものの一。区分。区画。方位・方向。時分。
『しきしまのゑに ひとうまれ みそひかにかす めはみそふ』ホ1 『いよあわふたな おきみつこ つくしきひのこ さとうしま』ホ3 『あわうたに をさむはらみの みやにゐて すてにやしまの くにうみて』ホ3 『たましまかわの うちみやに やとるこたねの とつきのり』ホ4 『はやこかみつこ ひはたけこ おきつしまひめ』ホ6 |
●特に外界から孤立する区画。離島。孤島。洲。
『やわしてあわお ゑなとして やまとあきつす あはちしま』ホ3 『かつしまや かつみねやまと しまあいに かつうおなれは』ホ24 『ものぬしか たちにおわれは すすきしま おもむろおさめ たけふかみ』ホ28 『ことつくる なもいすきうち しまうみも なはいすきなり』ホ28 『ゑつはうつゆふ まさきくに かたちあきつの となめせる これあきつしま』ホ31 |
●占め。占拠する区画。支配する区画。
『とりよりさきに しるかみの しまはとりゐそ』ホ21 |
2.締め。縛り。制限。関。門。 =かと(門)・とりゐ(鳥居)
『つほわかみやの とのしまも たかやいらかも ふつくなり』ホ11 『くしまとは ひのしまおもる いわまとは つきのしまもる』ホ14 『いくしまと たるしまよもの みかきもり』ホ14 『しまからふかと なかすみに よりてさたむる』ホ21 『かとのたかやに やまさかみ まつるはたみの からふしま』ホ21 |
●取り締まる者。支配人。
『おおしまおして あわうみの みつほのみやお つくらしむ』ホ25 |
「しむ(締む・占む/散む)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・締める・閉じる・囲む」、裏を返して「A:
離れる・分れる・区切る」などの意。
変態:「しめ(占め・締め・閉め・〆)」「しふ(州)」「しい・しゐ(州)」「しほ(州)」「すみ(州・島)」
類語:「す(洲・州)」「し(州・島)」「と(処・手・方)」「ち(方・州・路・処)」「かた(方)」「けた(方)」
【(然・状・様)】
1.そうであること。その状態。
『かしまたちつりたいのあや』ホ10 『あらたけこころ こにもとめ ききすきねちけ よこしまの はたれとなるそ』ホ17 『きはさかしまに かしらした かれむねおもて やねとなす』ホ21 |
2.写り。映り。見た目。表れ。感じ。
「しむ(親む)」の名詞化。
ここでは「A:
合う・当る・写る・匹敵する」などの意。
変態:「さま(様・状)」「しみ(染)」「そめ(染)」
類語:「しか(如・然)」
【(下・粗・隅・末)】
負の方向の離れるさま。「低まる・端にある・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま
『ふものかは しまにさすらす みけたかは かみつめぬきて いれすみし』ホ23 『わかひかる はらみつにしき あつたかみ もとつしまはに おれるかひかわ』ホ40 |
「しむ(垂む)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・低・端・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「しも(下)」「すみ(隅)」「すえ(末)」
関連語:「そまつ(粗末)」「ちまちま」「しまね(島根)」
【(閉・締)・縞】
挟まるさま。囲むさま。閉じるさま。合い。間。
『ことつくる なもいすきうち しまうみも なはいすきなり』ホ28 |
「しむ(閉む・締む)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・挟む・閉じる・囲む」などの意。
10/02/24
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