とりゐ  トリヰ  toriwi

  

【(取り去)・鳥居】
1.入出する所。出入り口。 =かと(門)
2.ニワトリの居る所。

『とりよりさきに しるかみの しまはとり ゐそ』ホ21
『いたわりお しらねはかみは とりゐぬそ ほつまおなめて とりゐな りける』ホ21
『ゆききとりゐの ふたかみと ききておのおの をしてそめけり』ミ3
『をのなわの ゆうはさるたの つつまやか とりゐにほとお かくるか さなわ』フ をなわ

 
[1]
「とりいぬ」の名詞化。
「とりいぬ」は「とる(取る)」+「いぬ (去ぬ)」の連結。
ここでは「入出する・出入りする」などの意。
[2]
とり(鳥)」+「ゐ(居)

類語:「かと(門)」「しま(締め)」「ゆきき(往き来)
関連語:「とりゐぬ(鳥犬)

  

09/10/04

  

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