【(添)】
連れ添うもの。対になるもの。 =つま(妻)
『さたのあれをさ あしなつち そをのてにつき やめうめと』ホ9 |
「そゆ(添ゆ)」の名詞化。
ここでは「A:
合う/合わす・付く・対になる」などの意。
【(末・隅・下)】【曽於・襲】
末端。果て。 つきすみ(尽州)を暗示。
『またかなさきは すみよろし かみのをしてと みはのそをたまふ』ホ8 |
●<地名> 筑紫の南端部。
『そをのはて かこにこえとも ひめもすに つきすむまても みおつくし』ホ25 『かもあみすてて ゆきいたる そをはてかみの みつかきや うてなかかやく』ホ25 『かめにのりゆく かこしまや そをたかちほの ひにいなむ』ホ26 『かんたちは そをのふなつの ふとみみお やすにめとりて ふきねうむ』ホ27 『またそをたけか たけひめは そむつきはらみ ふたこうむ』ホ38 『またそをの みはかせうむこ とよくにの いむなそをひと ひうかきみ』ホ38 |
「そゆ(垂ゆ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「しも(下)」「すえ(末)」「すみ(隅)」
類語:「すそ(裾)」「そさ」「そし」「はて(果て)」「つき(尽き)」「くま(隈)」「もすそ(裳裾)」「をすえ(尾末)」「おしほ(終)」「おすひ(襲)」
10/10/17
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