はち  ハチ  hati

  

【(外ち)・恥・辱】
1.それ。曲り。外れ。異常。誤り。

『これもまた このかすならす あしふねに なかすあはちや』ホ3
『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5

『なすことなくて かなしきは よそはよろこふ しむのはち くやめとかえぬ』ホ17
『ひととせも へさるおせめは よのはちは なんちのこころ けかれより』ホ20
『しろこやに かえりちかつて ねたまれの わかはちすすけ このさくら』ホ24

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2.そらし。曲げ。外し。歪曲。捏造。批判。

『おかするも おしてのはちも ももともも』ホ7

3.並外れるさま。異常。非常。

『わかかんはせも あえみえす はちはつかしく あめにこふ』ホ13

 
はつ(外つ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる/離す・それる/そらす・曲る/曲げる」などの意。

変態:「はて(果)」「はし(端)」「ふち(縁)
類語:「けかれ(穢れ)」「はたれ(外れ)

 
 

【蜂】
刺すもの。

『たかまはむつの はたれかみ はちのことくに みたるれは』ホ9

 
はつ(合つ・当つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・打つ・刺す」などの意。

  

10/03/24

  

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