【一・(直・等)】
1.他にはないさま。すべて。他に逸れないさま。一途なさま。同一。
2.始め。発。起り。
『たれおまことと なしかたし かれにひとつお あけしるす』ホ序 『かかんなす はるのひとしく めくりきて』ホ序 『ひとりはんへる ふりまろは むよやそきねの よつきこそ』ホ4 『われおたすけて ひとみちに ますひとうたは まめなりと』ホ9 『あめつちひとも わかさるに ういのひといき うこくとき』ホ14 |
「ひつ(漬つ・付つ/放つ・発つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・まとまる・収まる」、また「B:
離れる/離す・放つ・発す」などの意。
変態:「ひた(直)」「ふた(直)」「はつ(初)」
派生語:「ひとみち(一途)」「ひとし(等し)」
【人・仁・(秀・至)】
D:正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
『かつらきの ひとことぬしか すゑつみか やすたまとうむ かつきまろ』ホ10 『おつのひとまつ これむかし ほつまくたりの みあえとき』ホ40 |
●(他の生き物に対して) 優れるもの。人間。霊長。陽と陰の結合体。無欠。
『おそれみなから つほめおく これみんひとは』ホ序 『なもはなきねの ひとなりは いさちおたけひ しきまきや』ホ5 『めをおむすひて ひとこころ よにかえるとき すくなれは』ホ13 『またとわく ひはをにかえり みつはめに ひとはひとみに かえらんか』ホ13 『あめつちひとも わかさるに ういのひといき うこくとき』ホ14 |
●(青人種 [雛] の民に対して) 優れたる者。一人前。 君。主。臣。
『もとのひのわに かえまして あおひとくさお てらします』ホ序 『ひなはまた ひとなるまえよ』ホ2 『ひとくさの みけもこかひも みちなして わいためさたむ いさおしや』ホ2 『つかはすひとは あまくにの あめわかひこと きわまりて』ホ10 『ひとにおけらは かきりなし なかくつちかふ をしゑなすへき』ホ17 |
『うむみこの いみなたかひと かみろきや』ホ2 『かれにはらみお おおひやま とよけかかゑて わかひとと いみなおささく』ホ3 『あまつきみ ひよりとまてお つくすゆゑ ひとにのります』ホ4 『おしひとと いみなおふれて かみありの もちゐたまえは たみうたふ』ホ6 『さきにもちこか うむみこは ほひのみことの たなひとそ』ホ6 |
「ひつ(秀づ)」の名詞化。
ここでは「D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「いた(至・甚)」「いつ(至)」「ひた(直)」「また(全)」「ふつ(悉)」「ふと(太)」
派生語:「ひとなる(人成る)」「ひとみけ(人身供)」
【人・(他人)】
異なるさま。別であるさま。
『ひとのとわしの こたゑにも とよけのかみの をしゑあり』ホ4 『ときにかるきみ すすみいふ なんそとかむや わかたから ひとたたゆるそ』ホ13 『このこたゑ ひとのさいわひ わかまよひ まかりくるしむ』ホ13 『ひとおまとわす わかほしも ひとはうたねと たまのをに』ホ13 『ひとおねためは ひにみたひ ほのほくらひて みもやする』ホ16 |
「ひつ(離つ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・別れる・異なる」の意。
09/11/29
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