【叉・股】【岐】【亦・復】
A: 添う所。沿い。合わせ目。交わり。合流 継ぎ。次。
B: 分れ目。分岐。端。別のこと/もの。
『むつのはたれは やまたあり ここちつかさに ななはかり むれあつまりて』ホ8 『くわのきは よもにさかえて ゑたもねも みつまたなりて そふほすえ』ミ4 |
C: あらたまるさま。新たなさま。更なるさま。更新するさま。繰り返すさま。次。
『またのとひ たみはこさわに かみとのの こなきはいかん』ホ16 『はらみこお とひうるための たひやとり あるひひめかみ またのとひ』ホ16 『さくらはなれは またのもち こかねひつめの くろこまお』ホ192 『さおゑてのかる またのかに ついにあめより つみせらる』ホ23 |
●<副詞的に> 元に還って。あらためて。更に。更新しながら。繰返して。やはり。
『またみそふ みちなわすれそ』ホ1 『またとふはらひ みそふなり』ホ1 『またあるひ をとりよそおふ めかしりて あひましわれは』ホ3 『なにこひめ またこなにひめ なにおとも おなにともつく』ホ4 『そのよまた かみゆきみれは かなまこと いれすはちみす』ホ5 |
「まつ(交つ/放つ/回つ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす」、裏を返して「B:
離れる/離す・分れる/分ける」、また「C:
回る/回す・行き来する/させる・還る/還す」などの意。
変態:「まち(襠)」「もっと」「ふた(二)」「いま(今)」「おと(復)」「はつ(回・復)」
派生語:「いまた(未だ)」
【未だ】
C:
<副詞的に>元に還って。なお。繰り返して。引き続き。
『ひなはまた ひとなるまえよ』ホ2 『これもまた このかすならす あしふねに なかすあはちや』ホ3 『かみぬきひとつ つめもぬき またととかねは ころすとき』ホ7 『またひとり ありといふまに あらはるる たけみなかたそ』ホ10 『しほかまのかみ またしらて かすかのかみに ゆえおとふ』ホ12 |
「また(亦・復)」と同じで「まつ(回つ)」の名詞化。
「C: 回る/回す・行き来する/させる・還る/還す」などの意。
ここでは「同じ所を繰り返し回っているさま」を表す。
【全】
1.正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
2.(副詞的に)
見事に。優れて。勢いよく。甚く。至って。
「まつ(全つ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「あつ(厚)」「いた(至・甚)」「いつ(稜威)」「いと(至・甚)」「うつ(全)」「ふつ(悉)」「ふと(太)」「ほと(殆・幾)」「やた(八咫)」「よと(淀)」「わた(渡・腑)」「まっとう(真っ当)」
10/01/31
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