【板】
平らなさま。凸凹・ぶれのないさま。
『ひあふきの いたもてつくる あふきして くにもりをさむ をしゑくさ』ホ1 『こけうはこへら いたひらこ すすなすすしろ すせりなつ このななくさに』ホ192 『たかくらしたか ゆめさめて くらおひらけは そこいたに たちたるつるき』ホ29 |
「いつ(合つ・埋つ/放つ・射つ」の名詞化。
ここでは「A: 合う・収まる・平る」、裏を返して「B:
離れる・放つ・開く」などの意。
【甚・至】【痛】
正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る」さま
『こけうはこへら いたひらこ すすなすすしろ すせりなつ このななくさに』ホ192 |
「いつ(至つ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。
変態:「あな」「あら」「いさ」「いた」「いと」「ふつ」「わな」
派生語:「いたし(甚し)」
09/12/14
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