たみ  タミ  tami

  

【(回み・廻み・周)】
1.回ること。徘徊するもの。

『ましわりさると すかさあを やゑはゐもとむ したたみの さすらやらひき』ホ7

2.(中心部ではなく) めぐりにあるさま。 周囲。周辺。外れ。鄙辺。地方。

『たかまに あめみをや もともとあなみ みそふかみ まつれはたみの とよけかみ』ホ4
『すえはみそふの たみめひこ もとなかすえの みくらあり』ホ14

 
たむ(回む・廻む)」の名詞化。
ここでは「C: 行き来する・回る・めぐる」などの意。

変態:「たひ(度・旅)」「とひ(訪い)
派生語:「したたみ(細螺・下回み)
独り言:「たん(端)」

 

民】
1.したたみ(下回み)の略。下を這い回る者。
2.中心の君に対して、周辺にある者。

たみまして あまてるかみの みかかみお』ホ序
『みたからお さつくみまこの とみたみも みやすけれはや』ホ序
『にはりのみやの そやよろに にいたみふゑて』ホ序
あめのうむたみ このことく なかいきみんと くいものの』
ホ15
『やたはやたみの もとのたけ いにしえつくる まはかりは』
ホ17

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たむ(回む・廻む)」の名詞化。
ここでは「C: 行き来する・回る・めぐる」などの意。

ホツマツタヱにおいて、民は「ヨコシ」という臓器に喩えられ、「ヨコシ」とは「脾臓」である。
」と「」は偶然なのか。

よこしはたみよ ふくしかき むらとはならす わたそえて』ホ17

 
類語:「ひとくさ(人草)」「あおひとくさ(青人草)」「たみくさ(民草)」「したたみ(下民)」「すえたみ(末民)
派生語:「きくたみ(キク民)」「あめたみ(天民)

 

11/01/06

   

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