【(寄々・弥々・節々・余々・万)・代々】
1.連続するさま。連綿。連々。次々。継ぎ継ぎ。常々。 隅々にまで至るさま。諸々。
2.いよいよ。ますます。 その上。また。そのほか。 万。万人。
●<副詞的に>
連綿と。続けて。常に。絶えず。いつも。いよいよに。ますます。
『いそのまさこは いわとなる よよのんてんの ほつまふみかな』ホ序 『やつみねに ゐゆきたえねは よよのなも とよゐゆきやま』ホ24 『あこよよあこよ したたみの いはひもとめり うちてしやまん』ホ29 『おをひるめ ふつくにうれは すへらきの よよのまつりお しろしめす』ミ逸 |
「よゆ(和ゆ/熟ゆ)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・継ぐ」、また「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」などの意。「いよいよ(弥々)」の短縮と見てもいい。
変態:「やや(弥々)」「いろ(色)」「いよ(弥)」「うお(大)」「よろ(万)」
類語:「いよいよ(弥々)」「いやいや(弥々)」「うようよ」「おいおい(追々)」「じょじょ(徐々)」
【世々】
その世その世。それぞれの転生。
『なからひよよに たのしみて つくれはかえす みはよもつ』ミ4 『ゐくたひよよに たのしめは ひとのうまれは ひのてなり まかるはいるひ』ミ4 |
「よ(世)」+「よ(世)」
【万齢】
万の齢。
『きよなおはめは ちもきよく うしほのことし よよたもつ』ホ15 |
類語:「よろのよわひ(万の齢)」「よろとし(万歳)」「よろほ(万穂)」「よろすす(万鈴)」
【(病・汚穢)】
1.離れ。反り。それ。外れ。曲がり。異常。
2.負の方向に離れるさま。「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」さま
『このみやしれは よよのため やめるおいやす みちおわけ』ホ10 『ときわにまもる あまかみの よよのみそきの さきかけは』ミ逸 |
「よゆ(酔ゆ/弱ゆ)」の名詞化。
ここでは「B: 離れる・それる・曲がる・異常となる」、また「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。
変態:「よわ(弱)」「おゑ(汚穢)」「あれ(粗)」「おれ(折れ)」「おり(下り・滓)」
関連語:「よよむ」「ややむ」「よぼよぼ」「よれよれ」
【(揺)】
往き来。揺れ。震え。
『よよのかなめの いしつつに かふつつつるき たもふなり』ミ逸 |
「よゆ(揺ゆ・酔ゆ)」の名詞化。
ここでは「C:
行き来する・回る・揺れる」などの意。
変態:「ゆり(揺り)」「ゆら(揺)」「ふり(振り)」「より(揺)」
10/03/06
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