【(和ふ・付ふ・触ゆ・生ふ・映ゆ)】
A: 合う/合わす。当たる/当てる。収(治)まる/収(治)める。直る/直す。
変態:「はふ(生ふ)」「はゆ(映ゆ)」「ふる(触る)」「ふむ(踏む)」
派生語:「おふふ(負う)」
【(吹ゆ・放ゆ)】
B: 離れる/離す。放つ。祓う。発す。
変態:「はる(遥る)」「ひる(放る)」「ふる(狂る)」「ほる(放る)」
【振ゆ】
C:
回る/回す。行き来する/させる。揺れる/揺らす。伝える。めぐらす。恵む。
変態:「ふる(振る)」「ゆる(揺る)」「よる(撚る)」「うる(売る)」「おる(折る)」
派生語:「ふゆ(振・恩頼)」
【増ゆ・殖ゆ・振ゆ・(栄ゆ)】
D:
正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」
『にはりのみやの そやよろに にいたみふゑて』ホ序 『ゐゑもさかえて そろふゆる みつほとなせる かみうたそ』ホ17 『むかしなる あおひとくさも そにふゑて みちおふれても とときかね』ホ23 『つらつらと おもせはたみの ふゆるほと たはまさぬゆえ かてたらす』ホ24 『としとしに みのりもふえて くにゆたか ことしうえつけ てれとよし』ホ25 |
変態:「はる(張る・晴る)」「はゆ(栄ゆ)」「ふる(振る)」「ほむ(褒む)」
派生語:「ふいこ(鞴)」「ふやす(増やす)」
【(降ゆ)】
E:
負の方向に離れる/離す。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」
変態:「ふる(降る)」「ひゆ(冷ゆ)」「はゆ(蝕ゆ)」「へる(減る)」
派生語:「ふゆ(冬)」
【(振)・恩頼】
1.回し。めぐらし。分け与え。恵み。施し。
『うつしくに やめるおいやし とりけもの ほおむしはらひ ふゆおなす』ホ9 『たまふあそへの あかるみや あふゆおうくる おほなむち』ホ10 『みほこおうくる やまとたけ むかしみたまの ふゆにより くまそおむけぬ』ホ39 『いまもまた みたまによりて ふゆおかり あたのさかいに ゆきのそみ』ホ39 『なるみちお をさめおさむる ひとのみは ひつきのふゆに やしなわれ』ミ1 |
2.回り。回転。丸まるさま。環。輪。くしろ。
『さをしかに きよめたまひて さこくしの ふゆのかかみに いるとおもゑは』ホ28 |
「ふゆ(振ゆ)」の名詞化。
ここでは「C:
回る/回す・めぐらす・分け与える・恵む」などの意。
類語:「めくみ(恵)」「めくり(恵り)」「めか(恵・冥加)」「ほとこし(施し)」「ふるまい(振舞)」
派生語:「みたまのふゆ(恩賚・恩頼)」
【冬】
E:
負の方向に離れるさま。「落ちる・勢いを失う・劣る・静まる・果てる」さま 10〜12月。
『みふゆかみおき はつひもち あわのうやまひ』ホ1 『ゐとしふゆ をははかまきる めはかつき』ホ1 『きははるわかは なつあおは あきにゑもみち ふゆおちは』ホ1 『ふゆにわと ひたそこにあり つにむきて ねまくらにふせ』ホ21 『はりのねはふゆ うつきすえ すえはつくへし ねにつくな』ホ21 |
「ふゆ(降ゆ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」などの意。
変態:「ひえ(冷え)」
10/03/03
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