竜。
爬虫類(鱗の動物) の頂点にあるもの。
タツタメ(竜田姫)
がこれを治め、竜をして立つ浪を鎮め、火を消す。
「このしろ」「みね」などが「竜」に掛かる。
★500年生きた蛟 (ミヅチ)
の一部が、この龍の姿になれる。馬の頭に蛇身で描かれることが多い。龍は366種類の鱗介類
(鱗や甲羅をもつ生き物) の長であり、祖先でもある。つま
りは水界の王なので、龍の力は気象を操り雷雨を呼ぶなど水に関連したものが多く、特に旱魃や洪水の際には、人々から崇め祭られた。龍は気を炎に変えて吐き
出すこともある。なぜ水の眷属が、と思うが、この炎は湿気を帯びて燃え盛り、乾いた地では消えてしまうという不思議なもの。中国の民話では、龍は常に弓の
名手に敗れている。それも、ただの1本の矢で。龍がさらに1000年
(又は500年) 生きると、鷲のような翼を得て応龍になる。
『谷を出て たまゆら聞けば 瑞
知れり 喩ひ イソラも 竜・狗も
拉ぐ心持で 侍べりき』17文
『カグツチ 竜を ハニヤスに 万子生ませど 竜
成らず 穴に患ふる 願わくは 人成し給え』21文
『カグツチ神と ハニヤス姫 因みて万の オコロ生む 竜
成らざれば 棄てらるを』22文
『ヲヲクヌ尊の 告げにより 陽陰の御孫の 御言宣』22文
『峰の竜 水吐きかけて 一人づつ 導き
御子を 這ひ出だす』24文
『熟鋭の竜の タツタの神の形 熟鋭池のミヤコ鳥 ラハ菜
投ぐれば 束むれる 鳥たすきとて 衣に埋ます コモリ
絵に成す』24文
『竜や蛟竜の 力得て 恙も和みの 磯に着く』26文
『竜の子は 千年
海に棲み 立達知る 千年
山に棲み 立っ振ると 千年 里に棲み 付く離る 三生き悟りて 君となる』26文
『竜は卑れ 三つ知る故に 鱗君 上つ身
居を 三つ知れば 人は神なり』26文
『タツタの神の 現れて 熟鋭池の 竜の雨 降り火を消せば』39文
『"我が君の 稜威をヤマトに 立てんとす 我
君のため 竜となり 船 守らん"
と 海に入る』39文
竜君。
鱗君とも。 =タツタの尊・コノシロの竜・ミソロの竜
海・山・里の三生きを悟って満ち至った極限の竜。
奈良県生駒郡斑鳩町龍田、龍田
(タツタ) 神社
『竜の子は 千年
海に棲み 立達知る 千年
山に棲み 立っ経ると 千年 里に棲み 付く離る 三生き悟りて 君となる』26文
『葵・桂の 妹背を得ば 人生き悟る 三つ知れば 竜君如く 神となる』26文
『竜は卑れ 三つ知る故に 鱗君 上つ身
存を 三つ知れば 人は神なり』26文
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