【(直の・添の・沿の)・其の】
1.近くに在るもの+の。それなる。近くの。そばの。
『いまめさるれは そのめくみ あめにかえりの もふてもの』ホ序 『よにあらわせる そのふみは ほつまつたゑに まさるなし』ホ序 『そのおしくさは ぬはたまの はなはほのほの からすはの』ホ1 『かみそのなかに あれまして くにとこたちの とこよくに』ホ2 『やもやくたりの みこうみて みなそのくにお をさめしむ』ホ2 |
2.語調を整えるのに用いる。「そう」(「あの・この」も同様。)
「そ(直・添・沿)」+「の(格助詞)」
「の」は「在る・なる」と同じ。
類語:「それの」「それなる」
【(領)・園・苑】
締め。括り。区画。
『とこたちの やもおめくりて にしのくに くろそのつみて かにあたる』ホ15 『いのそのは やなきさくらの ことよりも かすみにももの はなやおそらん』フいその 『ふのそのは をこぬのかみの こかひして なもこゑくにの ふそのゑるなり』フふその 『へのそのは たまにうるほす まつりこと かてたるそのは ゆくもやすらか』フへその 『ものそのは うけもちのたの つとめおも なかとにならは うえややむらん』フもその |
「そぬ(領ぬ/背ぬ)」の名詞化。
変態:「すな(土・地)」「しな(品・科)」「しめ(締め・占め)」「しま(州)」「しろ(代)」
類語:「ま(間)」「は(場)」「はら(原)」「にわ(庭)」「くに(地・国)」
【園・苑】
植える所。田畑。田園。
『そのにむかえは こゑかくる てこにいれきて すすなしる』ホ15 『をのそのは やけてあわたの とりえあり みつとりえねは そののもえくさ』フをその |
「そなえ(備え・供え・具え)」の短縮
「そな」の変態で、「合わせ・添え・植え」
などの意。
【(聳・繁)】
正の方向に離れるさま/離すこと。 高揚。繁栄。繁茂。向上。育成。成長発展。
『へのそのは たまにうるほす まつりこと かてたるそのは ゆくもやすらか』フへその 『をのそのは やけてあわたの とりえあり みつとりえねは そののもえくさ』フをその |
「そぬ(聳ぬ・繁ぬ)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる/離す」で、「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。
変態:「そね」「そわ・そひ(岨)」「そま(杣)」「すわ(諏訪)」「さは(多・騒・娑麼)」
10/09/19
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