【砂・沙】
下ったもの。=つち(土)
『あのやまの なかうつろゐか あわのすな こほしのゑなの むねそあみける』フあやま |
「すぬ(垂ぬ・萎ぬ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。陽陰の精製過程で重く沈んで凝った「埴・地」を表す。
類語:「くに(地・国)」「はに(埴)」「は(地)」「わ(地)」「そこ(底)」「すな(砂)」
【(締・占)・園・地・土】
一まとまりの空間。囲み。 区分。区画。方。
『おとたまかわの しらすなに ひるねしておる ちまたかみ』ホ24 『それよりたみの うふすなと まつるすみよし』ホ31 |
「すぬ(占ぬ/背ぬ)」の名詞化。
ここでは「A:
合わす・収(治)める・囲む」、裏を返して「B:
離す・分ける・区切る」などの意。
変態:「その(園)」「しろ(代)」「しな(品)」
類語:「ま(間)」「は(場)」「はら(原)」「にわ(庭)」「くに(地)」
【(磯菜)】
磯で取れる食物。
「いそ(磯)」の「な(菜)」の約まったものではないかと思う。
10/07/31
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