【原】
広がり。範囲。領域。区画。圏。界。
『ひかしはやまと ひたかみも にしはつきすみ あしはらも』ホ2 『もちこのすけと はやこうち あちことみたり はやゆきて まなゐのはらの みやつかゑ』ホ6 『あまのはら つきならふれは くにみたる』ホ13 『たかまのはらの かりみやに おひたまわれは もろかなも ひたちのみやと』ホ16 『かれまつはらに うふやふく むねあわぬまに かもつきて』ホ26 |
「はる(張る)」の名詞化。
ここでは「D:
正の方向に離れる/離す」で、「広がる・開く」などの意。
変態:「ほら(洞)」「むろ(室)」「ひら(平)」「ひろ(広)」
派生語:「かわら(河原)」
【(治)】
治め。政治。領有。領地。領域。
『あのはらは かみのあつまる ひとのはら しつくにわさの みとそうみける』フあはら 『へのはらは はたまさゆりに なつらえて つきこもわさも はらむなりけり』フへはら |
「はる(治る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・治める」などの意。
変態:「はり(治)」
類語:「た(治)」
関連語:「にはり(新治)」
【腹】
収まる部分。 中。内。奥。
●転じて内心。心。中心。本質。
『このうたお みはらにこめて つくるへし』ホ12 『はらあしことは なかるへし はらやめぬまに たえにさとせよ』ホ13 『あめのかたちは いわをやま ひつきもくにも はらこもり とはやゑにきて』ホ14 『さつさはらをひ ゐわたなす なかくたとほる』ホ14 『こもりはひめの いきすみて ちはらおなてて ゑみすかほ』ホ16 |
「はる(和る・治る)」の名詞化。
ここでは「A: 合う・収まる・内にある」などの意。
類語:「うち(内)」「なか(中)」「おく(奥)」「うら(裏・心)」「さね(実・核)」「こころ(心)」
【孕】
孕むこと。妊娠。
『さつさはらをひ ゐわたなす なかくたとほる』ホ14 『もしひはらみこ うむものは みかとにつけよ したたみも たまものあるそ』ホ32 |
「はる(和る・治る)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・収める・中に入れる・重ねる」などの意。
【(栄老)・蓬莱】
「はほな(栄菜)」+「らはな(老菜)」の略。
『あまかみの くわにめくらす はらのなの にかきにかたち かたくなし』ミ4 |
【(孕)・蓬莱】<地名>
1.(二尊がアマテルを) 孕んだ地。
2.蓬莱山の麓の地。
『みこひたさんと ふたかみの みこころつくす あまのはら』ホ4 『ををんかみ はらのをきみと なおたまふ にはりのたみか ことしたふ』ホ24 『いまよりあにも なはやまと あすかをきみと はらをきみ』ホ24 『なにことも おたみおたてて にいたみの かけははらより つくなわす』ホ24 『かれによのうち むつましき ゑとおなつけて はらからと いふもとおりそ』ホ24 |
●ハラ宮。
『これのさき はらのおしくも めしのほす おととひたちは わかきゆえ』ホ27 『ことはききゑす はらのとみ そろりよしたけ よくしれは これにとはしむ』ホ34 |
●ニニキネがホツマ国にあった時代に関することを表す。
『ほたかみは ほそのをきるも はらののり ものぬしならす くわのゆみ』ホ26 |
別名:「はらみ(孕み・蓬莱身)」「さかおり(幸降り)」
派生語:「はらあさま(蓬莱浅間)」
独り言:「ほうらい(蓬莱)」
10/03/01
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