はらみ  ハラミ  harami

  

【孕み】
(内に) 合わすさま・収めるさま・含むさま。

はらみこお かみくたくゆえ たねならす かたわうむなり』ホ16
はらみのおひは かつらきの よつきやしろに みたねのる』ホ16
『ははのいさなみ なかはらみ こそむつきへて うみたまふ あまてるかみそ』ホ16
ひとはらみ みつこおうめは みひかりの さいわひありと あめにつく』ホ16
『あめつちひらけ そむときに くにとこたちの かんはらみホ22

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はらむ(孕む)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・交える・収める・組み込む」などの意。

変態:「ひろひ(拾い)」

 
 

【掃み・祓み】
離し。放ち。祓い。そらし。(穢を)祓って清浄なさま。

はらみのおひは かつらきの よつきやしろに みたねのる』ホ16

 
はらむ(祓む)」の名詞化。
ここでは「B: 離す・放つ・払う・そらす」などの意。

変態:「はらひ(祓ひ)

 
 

【孕み/(蓬莱身・栄老身)】
1.(二尊がアマテルの神霊を)孕んだ地(山)。

『なもたかき はらみのみやに たみおたし』ホ序
『あわうたに をさむはらみの みやにゐて すてにやしまの くにうみて』ホ3
『このふたはしら うむとのは あまのはらみと つくはやま あはちつきすみ くまのなりけり』ホ3
『たかみむすひと くにすへて とこよのはなお はらみやま かくやまとなす』ホ4
『すみていとりの てくるまお つくりかつらの むかいとて はらみにつたふ あるかたち』ホ4

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2.千代三草の頭文字を合わせた名のハラミ山。

『ももくさあれと はらみのみ ことまさるゆえ みくさほめ はらみやまなり』ホ24

 
[1]
はらむ(孕む)」の名詞化。
[2]
「は」=「ほな(栄菜)
「ら」=「はな(老菜)
「み」=「くさ(
身草)

類語:「はら(孕・蓬莱)」「さかおり(幸降り)
独り言:「ほうれんそう」

  

10/02/24

 

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