【埴】
負の方向に離れるさま。 陰。母。下。底。最下層。
『あめのこころに みるはかみ はにとしはかみ このあちお ひとのみにしる』ホ17 『このあわや のとよりひひく はにのこえ くにおしらする たねなれは』ホ23 |
●下って凝るさま。 土。地。世。下界。地上界。
『やかれてまさに おわるまに うむつちのかみ はにやすと みつみつはめそ』ホ5 『はにすきまつる かみはかり ふつぬしよしと みないえは』ホ10 『のてむすひ のかせにかわく くこはにに ひつめのあとは のらとみち』ホ18 『かくつちかみと はにやすめ ちなみてよろの おころうむ』ホ22 『あやおりは はにのやしろの さなめゑに すきいのるはそ』ホ23 |
●凝り成った物。凝固物。 五色埴。内臓器。 =五腑
『ちしるにられて ゐついろの はにもてつくる もりのかみ』ホ14 『なつきちおにて ゐいろはに これくらわたと あふみなす ここもつつしみ』ホ16 |
「はぬ(這ぬ・蝕ぬ)」の名詞化。
ここでは「E:
負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」などの意。これは陽陰の精製過程で重く沈んで凝った「陰」の属性を表す。
変態:「おに(鬼)」「おな(女)」
類語:「くに(地)」「つち(土)」「は(埴・地)」「わ(地)」「そこ(底)」「すな(砂)」「しゐ(魄)」「はこ(魄)」
10/06/15
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