【合・和・生・表・現・映】合う/合わす。在る。現る。様子。
『ことにひひきて たえなれは このはおうつし ことつくる』ホ28 『しまつひこ なかれきにほす うのはみて きおあみつらね いかたのり』ミ10 |
【衣・機・服・合・布】「はた」の略。合せ。織り。結ひ。 (身に)合わすもの。召すもの。=ふ(布)
『あかひこくわに ひくいとお なつめかおりて うふきぬの みはたてまつる』ホ4 『これたたされて そさのをか ひとりかふむる ゐんはとの とつれはいかる』ホ7 『ほめはうまきに ふけるゆえ まれにうまるも まつしくて』ホ13 『なすゆえしらす あめのはお きるもおそれて くちんとす』ホ16 『こよみもの むらしあたひら つねのはそ もはこのかたは』ホ23 |
【衣・瓶・甕・瓮・家・器】合わす・寄す・収める・留めるもの。 うつわ。 =へ。
『ほつみにいたる いくはむら みけすすむひに かしはてへ みさらわすれる』ホ38 『かしはてか うくはわすれり くにことは みさらおうくは ゐはもこれ』ホ38 |
【侍・添・部・衛・兵】(心身を)合わす者。侍るもの。仕う者。担う者。収(治)める者。
『やかれてまさに おわるまに うむつちのかみ はにやすと みつみつはめそ』ホ5 『にしよりみなみ やまこえて みつはのみやに おひつきて』ホ26 |
【生・果・穂・実】結び。実り。成果。結果。形成物。なりは(成生)。 =ほ
『このあきみつほ ちからなす かれやまはとの みはとなす』ホ24 『あやにはおとめ おるにしき おおなめまつる みははこれ』ホ24 『はつきなかより みめのとく にたこもちつき ゐもはつき』ミ9 『かもとなつけし ことのはお ついてにかやふ そのかたち』ミ10 |
【離・異・歯・刃】分れ。分割された一。離す・分ける・切るもの。
『ゆつのつけくし おとりはお たひとしみれは うちたかる』ホ5 『ふたいわうらに つくつけの くしのはひけは』ホ8 『ゆふのはは たていとやもり をさよもは やそりひとよみ やりひとて』ホ23 『このゆえは あやにしこりは おさはやも ひとはによたり みちふもり』ホ23 『まつりこと たみのいもせは をさひとは ゐやくむをさは ひとてゆひ』ホ23 |
【場・庭・端・辺・部・方】同上。 空間・時間の区分。部分。区分。区画。
『かすかはおなし ひたにます みきはひたかみ うおきみと』ホ13 『やつきにて そみはなりはの はなるとき ははのつつしみ これなるそ』ホ16 『さくらはなれは またのもち こかねひつめの くろこまお』ホ192 『さきにみやはに おころあり もちうこににて ほのほはく』ホ21 |
【端・傍・縁・片・反・辺】同上。 (1) 末端。エッジ。裾。麓。 (2) 半端。余り。 (3) 沿い。傍。
『みつかきお としよつにわけ とはとふか ひかたにこかと』ホ21 『なかにひとりは ひいてたり やひはするとく みつおわる』ホ23 『ゐつかみの はらみはつほは よもやもの なかはしらなり』ホ24 『またいわつくの このみつは いらつめみおの すけうむこ ゐものめくすこ』ホ38 『なみはかしはの ものやから みなころしゑて ふそやほの』ホ38 |
【離・放・生・端・派・羽・穂・葉・緒】同上。 発生。派生。派出。先端。植物。 =はな(放)・な(菜)
『きははるわかは なつあおは あきにゑもみち ふゆおちは』ホ1 『たねはたね うむすきさかめ まめすめらの そろはもはめそ むしもみなしむ』ホ1 『これかえさんと かえらねは ことのはなくて』ホ1 『そのおしくさは ぬはたまの はなはほのほの からすはの』ホ1 『こころはの むはしそそきて みおしらけ ひをねにかえる かんかたち』ホ15 |
【初・発・始】「はつ(初)」の略。
『みほはもろすけ とみにめす むかしひほこか みやけもの』ホ35 『なほふつき はひこもつみの このつつき たるねかかはゐ つきひめお』ホ35 『ふそみほなつき つみゑはの ふかみことのり ほんつわけ』ホ36 『ふそゐほふみは たけうちに ほつましるへの みことのり』ホ38 『へにねせの みめはいねころ えのいぬお なつはにすてて いねやおきらん』フへねせ |
【離・放・果・外・破】離れる。無くなる。負の方向に離れる。
『けたつほの つさのつくはの いさみやに うなつきあみて』ホ2 |
【栄・跳・羽・早・速・覇】正の方向に離れる/離すさま。バタバタするもの。上げるもの。
『みくまのの みやゐおかみて なみはより かもにていたる』ホ20 『かのとりの かたちはやたみ くひはきみ かかみはたはね つるきかは』ホ24 『もちゐはゑしき うけかみに いはふほなかと ゆつりはの』ホ25 |
【果・真・全】同上。 至り。純・粋。
『すかははきかね ししろかね うひにあかかね はくろかね』ホ15 『みつうくうつほ ほなるうお しはうろこよし ほはくさし』ホ15 『このはかまろは はひきなす なまろくろまろ あすはなす』ミ8 |
【華・花】同上。 盛り。
『ふにぬうは めなきもみはの むめのはな さすらやまひも ふにそぬひける』フふぬう 『すのやまは むへもとみけり さちくさは みつはよつはの とのつくりせん』フすやま |
【馬】同上。 むま・うま。
『をはしりは むまやをさめそ きみとみと こころひとつに つかさとれ』ホ191 |
【地・土・陰・下・場】負の方向へ離れるさま。うひ(水埴)・はに(埴)」の転。 =わ
『いそのはの まさこはよみて つくるとも ほつまのみちは いくよつきせし』ホ序 『をはちちにゑて はおいたけ めはははにゑて あとゐねよ』ホ7 『うつほはたすく みつひやす ははけかれする はなもみも あめのままなり』ホ15 『いしたまの ふなるはつきす あらかねの みつはほねりて いろかわる』ホ15 『たまきねの をしゑのおひは みみのはに しなわきまえて くにをさむ』ホ16 |
【埴】同上。 凝り成った物。凝固物。 人の身体。臓器。
『たまきねの をしゑのおひは みみのはに しなわきまえて くにをさむ』ホ16 |
【蝕・穢】同上。 負の方向へ離れるさま。「ばっちい」 =はは
『いわくはくさや おのこくさ ゐねあわならす』ホ13 『はにうつほ うけてははいし すかはたま』ホ15 |
【母・婆】同上。 負の方向へ離れるさま。 =はは
『しいねつひこは みのとかさ みおもつうかし をちうはの たみのすかたて』ホ29 |
【は・ば】順接の仮定条件の接続助詞「ば」は、未然形ではなく終止形に続く場合もある。
『よくものしるは かんとほり ことなふたもつ くしひるそ』ホ8 『かえさすは かみもとらんそ みかつちか わらいていわく』ホ8 『いゑおをさむは あになれと やめるかをやに かなわぬは』ホ13 『うますはよその めおめとれ をせのおなかに いもありと』ホ13 |
11/03/06
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