【(留・統・治・伴)・臣】
1.君に添い仕えて民を治める者。役人。 =もののへ
2.(また特に「ヲミ」と区別して)
ト(調)を教える身。
『みたからお さつくみまこの とみたみも みやすけれはや』ホ序 『きみとみたみの みくたりの かみはもふその みこありて』ホ2 『うみてよの きみとみのみち とのをしゑ さかりもとらは ほころはす』ホ3 『このたひは たかみむすひの とみかれお のそくかとての かしまたち』ホ10 『とみらひめもす うまなくて をしゑおつねの わさとなせ』ホ17 |
3.臣の身分の者の自身の謙称。
『とみかをや しいるいさめの おそれみに』ホ序 『かんさひこれお たたさねは とみこれおこふ』ホ7 『とみあやまちて よろものま ひきからしけり』ホ8 『とみつねに ひとのいきすお かんかえは たますはふくし』ホ17 『すへしかと たかくらしたか ややかえり つけもふさくは とみむかし』ホ31 |
「とむ(留む・統む・治む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・付く/仕う・収(治)まる/収(治)める」などの意。
変態:「とめ(留)」「とも(供・伴)」「とへ(戸畔)」「つみ(統み)」「すへ(統べ)」「そえ(添・副)」
別名:「おみ(臣)」「をみ(臣)」「もの(守)」「もり(守)」「かみ(守)」「もののへ(物部)」「くにもり(国守)」「よみ(結み)」
類語:「ひこ(彦)」
【富】【頓】
1.集積。
2.正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・早まる・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」さま
『まつしきは およはぬとみお うらやみて うらみのあたに たねほろふ』ホ16 『ふのつるは とみもよひなき とりゑなみ たつはなやかの ゐもやつくらん』フふつる 『へのなわの つりはゑみすの ほとほとに あゐとたゐとの とみそまねける』フへなわ |
「とむ(富む)」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・集まる」、また「D:
正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。
変態:「ため(貯め)」「つみ(積み)」「しめ(占め)」「たえ(妙)」
【(鳥)】
飛ぶもの。跳ねるもの。ぴょこぴょこ動くもの。速いもの。 =鳥。
「とみ」は「とむ」の名詞形。
「とむ」は「とふ(飛ぶ・跳ぶ・疾ふ)」の変態。
「とむ・とふ」は、ここでは正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に「離れる」で、「上がる・勢い付く・跳ねる・栄る・速まる」などの意。
変態:「とひ(跳び)」「とり(鳥・躍・踊)」
09/12/18
【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】