すへ  スヘ  suhe

  

【統・鎮/総・皇】
1.合わせ。まとめ。収(治)め。締め。鎮定。

『あわなりひめと とよりひめ すへみそむかみ こたからそこれ』ホ10
すへこそむあや そなわりて そふにゑなぬき うまるなり』ホ14
すへやそゐよろ みちそやの かみにつたふる のりわさも』ホ191
すへみそふ みなのりむまて まもりゆく』ホ20
すへしかと たかくらしたか ややかえり つけもふさくは』ホ31
くにすへゑ ささくれはきみ たかくらお きのくにつこの おおむらし』ホ31

2.正の方向に離れるさま。頂点・核心にあるさま。

すへかみそらに しらせぬは あらこすりなる これみうん さそらききてん』ホ17
『またすへまこに みことのり なんちらまつり おこたらす』ホ23
『いままたきたり とらんとす これもかみかや すへきみよ』ホ39

 
すふ(統ぶ・総ふ/聳ふ)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・まとめる・収(治)める」、また「D: 正の方向(大・多・高・央・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある・主導する」などの意。

変態:「すめ(皇)」「すは(皇)」「しめ(締め)」「しれ(領)
類語:「すへら(皇)」「すめら(皇)

 
 

【(垂・衰・水)】
負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」さま
 ● 陰。
特に水。

『なななはみなの もとしける すへやますみの かみとなる』ホ22

 
すふ(垂ふ・饐ふ)」の名詞化。
ここでは「E: 負の方向(小・少・細・低・後・粗・暗・静)に離れる」で、「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・沈む・隅にある・果てる」などの意。
陽陰の精製過程で重く沈んで凝った「陰・水埴」を表す。

変態:「すひ(水・衰)」「すえ・すゑ (末)すは(末)」「すみ(隅)」「しも(下)

  

11/02/27

  

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