のこる  ノコル  nokoru

  

【残る・遺る】
(世に)在る。留まる。保つ。

『いまよにのこる いゑいゑの ふみもそれそれ かはりある』ホ序
『いきのこる ももささやまに つつかなす かなてからせる あやまちと』ホ8
のこるひとりの いなたひめ これもはまんと』ホ9
『ことほきをゑて にしひかし ゆきかひさかの なにのこるホ11
『かすかこたゑて のこるのり むかしうひちに ひなかたけ』ホ13
『きるへきとかは きりつくす おもいのこらし』ホ23
『とりたすき あめにささけて またにしの ははかみやけと よにのこるホ24
『かみおくるとき よおいなむ ちりひるめしと のこるなり』ホ40
『をにつるの まつりははなの かにのこり やむまつしさも をにやつくらん』フをつる

 
のく(和く)」と同義語「こる(交る)」の合成。
ここでは「A: 合う/合わす・在る・留まる・保つ」などの意。

変態:「のっかる(乗っかる)」「にこる(濁る)」「なこむ(和む)」「なかむ(眺む)
派生語:「のこり(残り・遺り)

  

09/10/26

  

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