かくる  カクル  kakuru

  

【隠る・欠くる】
A: 合う。交じる。紛れる。覆われる。籠る。
B: 離れる。
(人目を)離れる・限る。それる。外れる。去る。

『しいるいさめの おそれみに かくれすみゆく すゑつみお』ホ序
『もものきに かくれてももの みおなくる てれはしりそく』ホ5
『これとこたちの ことのりと ほらおとさして かくれます』ホ6
『いさなきは あつしれたまふ ここおもて あわちのみやに かくれます』ホ6
『のちおおやひめ つまつひめ ことやそうみて かくれすむ』ホ9
『ふつぬしの かとりのみちお ことことく こやねにさつけ かくれます』ホ16
『ひめみこお もろかみこえと うなつかす たかののもりに かくれすむ』ホ27
『これむかし かみのこなれと かくれすむ』ホ27
『つちおりと ゐおりもかくれ みとりのの かわさかたのみ かすめとる』ホ38
『もろうたは くもらおそれて かくれんと つはきおとりて つちとなし』ホ38
『ときにおほうす わななきて のにかくるるお よひめして きみせめいわく』ホ39
『さつくるわかの たまつみや をしてのこして かくれます』ミ逸

 
かく(交く/欠く)」と同義語「くる(交る/離る)」の合成。
ここでは「A: 合う・交じる・紛れる」、裏を返して「B: 離れる・消える・空く・限る」などの意。

変態:「かこむ(囲む)」「かかふ(抱う)」「かきる(限る)」「くきる(区切る)」
派生語:「かくれ(隠れ)」「くもかくれ(雲隠れ)

 
 

【(回転る)・隠る】
C: 回る。行き来させる。還る。帰還する。舞う。躍る。

『これとこたちの ことのりと ほらおとさして かくれます』ホ6
『いさなきは あつしれたまふ ここおもて あわちのみやに かくれます』ホ6
『ふつぬしの かとりのみちお ことことく こやねにさつけ かくれます』ホ16
『さつくるわかの たまつみや をしてのこして かくれます』ミ逸

 
かく(回く)」と同義語「くる(転る)」の合成。
ここでは「C: 回る・行き来する・還る」などの意。

類語:「まかる(罷る)」「みまかる(薨る)」
派生語:「かくら(神楽)

  

10/02/04

   

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】